本日、家に帰ってくると、大学の学生部スポーツ・文化課より郵便物が届いていた。
スポーツ推薦の出願資格の変更について。つまりは”応募”条件が緩和されたという旨。
うちの大学への進学について、一考されている方には本当に朗報か?
が、このことは必ずしも”入りやすくなった”ということと、イコールではないと申し上げておこう。
何より受けようと思う人間、つまりはライバルが増える可能性もある。
選手においては、詳しくは高校の先生を通して、問い合わせを頂くことになろうが。
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大学全入時代と、その影響による日本の大学の選抜レベルの低下が叫ばれて久しい。
が、ことKGボクシング部になると、大学進学がしやすくなったからといって、
ボクシング部員の入部の増大を見込めるか、といえばこれは必ずしもではない。
うちの大学は、ある意味クラシックな意味で、勉強の位置付けは変わらない。
優秀な選手で戦力増強に顕著な効果が見込めるいえようとも、
その選手に①大学での勉強の取り組める学力の不足、
②まじめに勉強に取り組もうという姿勢が伺えない、という点があれば、
いかにブランド力のある部でも、落とすこともあるということである。
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この辺は嘘をついても始まらないので、いかに真や嘘や判断しにくいHPでも
真であると申し上げておこう。
上記の2項に、ボクシング部監督である、私の考えをプラスするなら、
③単位が取れにくいならば、中退する気”の選手や、
④高校ボクシングとのギャップがあれば、まじめに取り組まない、取り組めない、
つまりは投げ出す可能性の高い選手を、ほしいとは思わない。
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入学時点では、髪をシルバーにするような人間も過去にはいたが、
それはそれで大学生活を通して成長、卒業し、一社会人として
鋭意仕事に取り組んでいる人間もいる。
要は第一に”今の自分をごまかさずにやろうとする人間”に受けてほしい。
これはボクシング部だけでなく、同時に置かれた大学という空間では
勉強することも、当然のことだからである。
第二に”入学する限りは必ず卒業する”と思っている選手に来てほしい。
いくらボクシングが強くたって中退してしまえば、関学という空間で学べたことがあっても、
それを使う舞台が用意できていないことは、多々あることだ。
その選手の未来を考えれば、それくらいの気持ちはほしい。
ま、とはいいながら、魅力を感じて受けてくれる選手がいれば、
それは単純にうれしいもんでもあるが。
by かんとく