『本質』について byかんとく

皆さん、こんばんは(ラッシャー風味)。

夜当番のため、ただいま(深夜0時)帰宅。

今週はなんやかんやで忙しかった。

月、水曜日と丁稚先の同僚とスポーツドリンク大会、

火曜日はお笑いのDVDを見るのに忙しく、

昨日木曜日は立教大学OBのKさんとスポーツドリンク大会であった。

暖かくなりすぎてしまったようで、豪雨と豪雨の間にはセミが鳴く次第、

そりゃあスポーツドリンクが旨いのである。

体重も増える、夏(にやり)。

・・・・・

そんなことはさておき、木曜日のK先輩について。

立教のOBであるが、お仕事の関係で現在大阪在住。

先般閉幕した関西リーグにいらっしゃっていたので、

一度飲みましょうよ、という次第。

さて会話の内容は、”どういう打ち方なら強いパンチが打てるか”(にやり)

結局、どうもボクシングが好きすぎる人は、何歳だろうが、

どこの大学出身だろうが、どこに就職しようが、どこで勤務していようが

結局、ある程度のスポーツドリンクが入るとそういう話になるのである。

不思議なもんである。

・・・・・

それはそうとK先輩との話。

K先輩「前に立教に練習に来てくれたとき、Mっていたでしょ。

彼はセンスもあるし、黙々と練習するという能力があったんだけど」

ワタクシ「あー彼はよかったですねえ。ステップもあるし

パンチもしっかり体重のっての連打ができてました。」

K先輩「そうなんだよ。だけどねー、ちょっと教え方失敗したかなって思うことが

チョイチョイあったんだよねー。あいつは自分ができるようになるために

練習することは厭わないし、センスがあるからこそ

たとえば10回も同じ動きさせたらできる様になったんだよ。

だからそんな相手ならいろいろ教えるじゃない?」

ワタクシ「まあ技術って引き出し多いとその分有利にできるし、

第一教えてて面白いですもんね。教えた技術を試合で使ってるのみたら」

K先輩「そうなんだよ。だけどあいつの性格ってまあ、

終始押し切れるほど強気じゃなかったんだよ。どっちかって言うと

安全策を使う傾向があって。

たとえば安全策Aを使うじゃない、試合でそれしか使わないんだよなあ。

Bっていう攻撃も教えてるんだよ?こんな相手だったら2ラウンドで倒せるんだけど

それよりAで安全にいこうとしちゃうんだな。」

ワタクシ「まあ計算というよりは、本能的な選択なんでしょうけどね」

K先輩「でもねえ、そのAって言う安全策を使っているはずなのに安全じゃないんだな。

相手に打ち込む可能性のある時間を与えてるわけで、

まあロープ際まで飛ばされてたりしてたわ。最終的には判定で勝ったけどね」

・・・・・

ワタクシ「まあ正しい方法の選択って、いざ試合のときに瞬時に見極めるのって

ほぼ不可能ですからねえ。よっぽどセンスがあるのは別にして

要は失敗を失敗にしない誤魔化しとか、相手の技術・体力不足で助かるとか

まあいろいろありますし。でも、M君への教え方での失敗ってなんなんすか」

K先輩「いやあ、教えすぎたかなあと。本質を教え切れなかったんだよね。

たとえばAという指導者が教える基本があるじゃない。

前の手の目の高さガードはあげろ、と言ったとする。

で、Bという指導者は逆にガードは左右が同じ高さだ、という。

答えが一個じゃないってことでもっと惑わせればよかったのかなあと」

ワタクシ「まあワタクシも現役時代は、いろんなOBに

いろんなことを言われましたけどねぇ」

K先輩「たとえば、足にしても左右の足を平行にする、という指導者もいれば

前の足は相手に、後ろの足は斜めに指導者もいる。

この辺がMへの指導に関しては僕と彼が感性が似すぎてたので

それこそ全部が全部教えてしまったんだな。

だからあるべき技術の引き出しには、それぞれが入ってるけど

実際の試合に際して、ベストの答えを自身で選べるまでにはできなかったのかなあと。

それこそ、”この相手はこういう相手だから、Aという安全策より

Bの攻撃が大事”という本質にたどりついたんかな、と思ったりね」

”本質”をつかませるための指導って、難しいですよね。

by 9月あたりにそういったことをK先輩から、うちの部員に語ってもらうのも

まあ一個の”本質的”指導方法なのかな、と思っているかんとく

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