『毛が。。。』について byかんとく

本日も帰宅時雨が降っていた。

春の匂いを感じた。

雨が降った後には、季節ごとに匂いがある。

それを感じると、季節の変わり目だなと思う。

分かる人には分かる、分らないひとには分らない。

でもまあ、春の匂いを感じると、もう少しで卒業式、入学式。

長年の付き合いから解放された老兵は社会人へ。

そして、新たに入ってくるのは、ナウいヤングたち。

春のメニューを考えなければならない、今日この頃。

・・・・・

さて表題の件。

『毛が。。。』と書いたのは単なる洒落である。

怪我人が多いのである。

本日マネージャーが総括して送ってくれたものを見ると、

全体の1/3は怪我人であった。

これは非常に問題だ。

怪我をして練習できなければ、個人だけでなく全体の成長が制御されてしまう。

個々に其々の怪我について聞いていたの含めて、

気をつけるべきことを書いておこう。

・・・・・

多かった怪我は2種。

まずは脚、膝、腰。これはしっかりとした足腰が出来ていないことか

下半身の柔軟性の欠如から起こることが多い。

しっかりとした走り込みが足りないので怪我をする。

あるいは走り込みをすれば誰でも筋肉が固くなるが、そのときに

柔軟体操、クールダウンという意味を身体で感じざるを得なくなる。

だからわざわざ走れ走れといっているのであるが。。。

筆頭はハーフマラソンを走ったので、膝を痛めたというものがいた。

ちょっと待て、と思う。

入学した時点からハーフマラソンは走らせるからそのつもりで

走り込みをしておけ、といったことを聞いていなかったのであろう。

それをしてないから怪我をしました、というのは面白いギャグである。

誰でも黙々と長距離を走るのは嫌なものだが、

それを4年生まで通せば、怪我とは無縁な身体になるのである。

膝をやわらかく使えるようになる。

スタミナが増えるので、疲労がある程度たまっていても身体は柔軟性を維持できる。

ダメージというものと離れられないボクシングという競技だから

走り込みをおろそかにしてはならないと思うのだが。

・・・・・

もう一つは、拳、肘、上腕。

これは明らかにパンチの打ち方の問題だと思う。

拳に関しては一概には言えないが、指を痛めるものがいた。

ということは殴る瞬間にしっかり握りこんでいないか、

当てるべき部分を認識せずに殴っているということだ。

これに対しての改善策は、練習といえば追い込まなければという意識が

誰でもあると思うが、その前にちゃんと基礎基本を反復しなければならない。

若手のOBのなかにはしっかり握りこむことをせずに、

指にダメージをためて、親指を内側に曲げることができなくなった人間もいる。

これは一生物のダメージだ。

そうならない為にも、しっかり握りこんで、動かない目標物に対して

打ち込みを行うべきだと思う。

サンドバッグに向かって、ワンツーを区切ってでもいいからしっかり打つ。

まずはそれを反復してしっかりとしたナックルでパンチを出すことが、

当たり前にならなければならない。

指にダメージがたまれば曲がらなくなる確率は、低くはない。

・・・・・・

逆に筋力がありすぎてパンチが強すぎ、拳をいためてしまう者は、

やはり練習後のアイシングは怠るべきではなかろう。

そして、拳の周りの細い筋力をつけておくべきだ。

筋力があれば、ダメージの吸収はある程度筋肉たちがやってくれる。

例えばリストの強化、そして肘周りの筋力もダンベルを使ってやればよかろう。

怪我のほとんどは自分の責任である。

怪我をすることは恥ずかしいこと。

そうならない為の工夫をしないで、のうのうとしていて一体誰が得するのだろう?

一体誰がリスクにさらされるのだろうか?

by かんとく

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