オッス、オラ仲魔。
みんな元気してっか?
オラも他の1回生と同じく、昨日初めてスパーリング大会に出場したゾ。
結果はすでに前項で書いてるけど、失格負けしちまった。
普段の修行でも、ミット打ちやシャドーのときに、よく「相手をイメージしろ」とか
「試合になれば相手も殴ってくるんだから、攻撃のあとに注意しろ」とか
そんなアドバイスを受けたけど、今日のスパーリングで初めて実感できた。
やっぱり、相手も必死になって勝とうとしてくるから、やっぱ圧力がすげえ。
うわっ、殴られると思ってダッキングしたつもりが、
相手のほうに頭がいっちまってダメージを与えてしまい、失格になっちまった。
正直悔しいゾ、自分が修行してきたことが全然出せなかったしな。
・・・・・
今までの修行では、イメージしろと言われても、いまいちピンと来なかった。
でも本気になってやってくる相手と、対戦することになるのが試合なんだよな。
昨日は実際のときより大きいグローブで、しかも1ラウンドは2分と言う
スパーリングだったけど、それにしてもプレッシャーを感じたんだから、
実際の試合での10オンス、3分の試合だから受けるプレッシャーも
もっとすごいものになるんだろうな。
そういう意味で、普段の修行の中にある甘えみたいなものを
オラももう一度確認しておく必要があると思うぞ。
みんな、応援してくれよな!
↑スパーリング会当日の仲魔さん。
並みの人間では抱えきれない、14kgという重りをつけて
わざわざ身につけて入部してきたが、この9ヶ月の修行と
髪型を爽やかに変更したことにより、トップアスリートにまた一つ近づいた。
--「スパーリング会に折角出場できたのに、反則負けって言うのは残念でしたね」
仲魔「ええ、実力も出し切れず不完全燃焼です。
ただ、アマチュアボクシングは厳正なルールに基づいた競技ですから
自らの過ちにより負けたことは認め、技術の向上に努めなければ
ただの負け犬の遠吠えとなってしまいますから。」
--「今後はどんな練習を?」
仲魔「これからは自主練習期間であって、オフじゃありませんしね。
今の体重を当たり前にキープした上で、ディフェンスの基礎技術を
身につけようと思います。僕に限らず、うちの選手はディフェンスがザルでした。
仮に必死こいてこっちの攻撃がやっと一つ当たっても
相手が何気ない状態で返してきたパンチに反応し切れてない。
そのために、変な反則をしたり、もらって鼻血を出してRSCとかイヤですし。」
--「来期はどんなボクシングをしたいんですか?」
仲摩「井上さんが常々言ってらっしゃったんですけど、”入部当初は
才能ないっていわれたけど、良い結果を出せたのは
ボクシングを知っている人に教えてもらったこととと
それを解釈して、地道にやり続けた結果だと思う”ということを
胸に刻んで、しんどいときこそ、それを意識して練習していきたいです。
ボクも入部当初は太ってて動きもとろかったけど、
やっぱり積み重ねて、良いと言われるジャブが打てるようになった。
これからは、次はストレート、その次は連打、そういった積み重ねができれば
ボクもリーグ戦で活躍できるかもしれないし、
その結果、今、自分が才能があると思って、僕を見くびっている人間を
見返してやろうと思います。
それは、関学のボクシング部と言う意味でも、そうしたいですね」
※上記は仲魔さんの言葉を借りて、監督も思っていることを付け加えました。