リーグ戦詳細(対京都産業大学) byかんとく

どうも最近、ワタクシにとって、真面目に取り組まなければならぬ

ボクシングというものばかりを中心に、物事を考えているおかげで文章が固い。

そして文章に面白みがない。

頭がカチカチである。

実に下らぬ、ワタクシの思考垂れ流し的文章がお好みの方は

もう暫し待たれよ。

ワタクシにとってボクシングは、岸和田市民におけるだんじり祭りと

ほぼ同義語である。

邪魔されたら本気で怒る(ニヤリ)。

・・・・・

さて、先般記述の通り、スコアこそシビアに4-3で勝った試合だが、

試合内容は良かった。

相手の京産大もチームとしての勝ちを目指すべく、

B宮本、Fe光武という、ポイントが取れるか微妙なラインをわざわざ外し、

選手にとっては本来のベスト体重ではない状態にもかかわらず、

ポイントをとる為の、的確なボクシングを全力を挙げてやっていたと思う。

その相手に競り勝ったのだから、この勝利は選手にとって賞賛に値しよう。

・・・・・

LF前田は、前回京都大学は不戦。

神戸学院大学での試合では多くの方々から、

無気力相撲ではなく無気力拳闘と見られていたが、

今回は意識して右前に出るボクシングを展開。

近畿2部リーグにおいて数年間、彼との対戦を恐れて挑戦者がいなかった

アンタッチャブル今村が、彼の最高のボクシングをしたにもかかわらず

大敗してしまった興島くん相手に大善戦。

距離を測るリードブローからのツーフックで相手を下がらせる場面も。

ワタクシの偏った見方では1ラウンドはとっていた。

しかし、スタミナもたず、3ラウンドに追い込まれ、タオル投入。

やはり課題はスタミナ。体力面であればどれだけ経験をつんでも

誰でもしんどいときはしんどい。

まずはそれを理解し、精神的なスタミナもつける必要がある。

そのためには、打ち込みで疲れない上半身を身につけるバッグ連打と

全身のスタミナ効率を上げる為のロングラン、ラッシュ時スタミナの

ショートランを組み合わせておく必要がある。

地味なラン系トレーニングはなかなか自身を追い込めない。

ならば誰かに「見張って」もらおう。

人間は社会的な動物である。

その人間の本能ともいうべき部分を利用して、この2週間にスタミナを。

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F石丸。前回とほぼ同じ感じであった。

1ラウンドはとった、2ラウンド微妙。3ラウンドは最後に

必死のパッチで挽回しようとしていたが、やはり取られていた。

上記の試合内容ならば負けても仕方ない。

相手を完膚なきままに叩き潰すつもりでなければ

大学ボクシングのポイントではひっくり返る可能性は高い。

彼のスタイルである高校でのボクシング。

言うなれば、彼のスタイルならアマチュアボクシングの定年までやっていても、

手が震えたりとか、呂律が回らなくなることはないだろう。

しかしながら勝たないボクシングをしていても、何も面白いことはない。

そこまで続ける前に、ボクシングへの興味は失われてしまう。

やはり勝ち癖というのは大切だ。

前回も書いたが、やはり打ち込みの重要性を感じ取ろう。

京産戦に勝った人間は手数が多かったはずだ。

おろそかにしていたというのではなく、単純にそういうものを知らなかったから

やらなかった部分。つまり手数を再認識してホシイ。

そのための一番の見本は、やはり主将とエースだろう。

彼らがどれだけ練習をしているか見てホシイ。

特に彼らがどれだけサンドバッグを打っているかを見てホシイ。

石丸くらい真面目にできる人間なら

練習ラウンド中に3ラウンドくらい動かなくてもいい。

その間に彼らがどれくらいやっているか見てホシイ。 

攻撃は最大の防御であるという。

実際足と距離感のレベルは高いのだから、それ以外に

もう一つそれさえ身につければ、そうそう負ける選手ではない。

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B宮本、Fe光武不戦。

宮本も真面目にやる選手だ。

だが、それでも1人でサンドバッグを打っているときは

自身で気づいてないかもしれないが、追い込みきれていない。

妙にショートばかり打っていたりとか、足が動いていなかったりとか。

それはそうなのである。真面目でも人間である。

体調もあろうし、周りの雰囲気もある。追い込みきれないときはある。

でもそれで自身をごまかしていたら、とても成年で全国にはいけない。

今のレベルではまだ足りない部分がある。

それは筋力と、疲れた時でもやるべきことをやり通す精神面だ。

練習で自分をおいこまなれば、絶対身につかない。

1人でできないことがわかれば、人に力を借りればいい。

力を借りることは恥ではない。というかすごい長所である。

例えば、上級生に限らず、同級生でもいいから、

サンドバッグ打ちを見てもらい、打ち方がおろそかなら、

その場で教えてくれと言おう。

それが自分自身を成長させる。

逆に上級生は下級生に発破をかけることに、躊躇してはならない。

それは後輩の為、そして回り回って自分の為になることを認識してホシイ。

光武。言うことなし。不安が募ると言っていたが、今のままのでいい。

ただし体のケアに今まで以上の注意を払うこと。

怪我したら試合に出れない。

チームにとって光武は出ないと困る存在であることを忘れずに。

その結果、国体に行こう(ニヤリ)。

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L申。今迄で一番よい出来栄え。やっとL級に身体がなれたか。

特に荒居くんの強烈なパンチ、スタミナに対して、

顔の前におくだけのブロックではなく、パンチを押さえ込むブロックは

非常に有用であった。

パンチを受けるの2年生ならふっ飛ばされていた。

やはり大学ボクシングはパワーに対して、パワーで制せると

試合運びに余裕が出来る。

余裕があるからインターバルの指示にも耳を貸せる。

上手く足の動きと、ブロックを活用できていた。

わざわざアドバイスするなら、ブロックして相手に打ち返したさらに後だ。

そこでしっかりジャブを打ち込めば相手が下がってくれる。

下がってくれれば攻撃フェイズに持ち込める。

或いは攻撃フェイズでフェイクをかけて体力の回復と戦術の幅が広がる。

打ち込み練習の後に、強いジャブで突き放す練習をしてホシイ。

・・・・・

LW松岡。気合は十分伝わった。

ただ競馬で言うところの入れ込みすぎであった。

そういう状態であると、本来すべきことを忘れてしまう。

課題はもらわないボクシングであるはずだ。

ならば近距離に相手を近づけないボクシングをするべきであろう。

リードとストレート。

それ以前にやはりスタンスだ。

悪いけど、ワタクシのように少々打たれても平気なエンデュランスはない。

ワタクシにそれが出来たのは、高校時代新聞配達で培った足腰の為。

ないならば、いまから新聞という重りを持って毎朝1.5時間走るか、

或いは食らわないボクシングをしなければならない。

好きな方選べ。

・・・・・

W井上。やはり主将。最後に確実に自分のボクシングをしてくれた。

まっすぐ来る相手には位置を変えてすぐ打つスタイルは

近距離戦においてこそ、とても重要な技術だ。

練習の成果が出たと思う。

ただ、ラウンド後半のパンチ力が全くなくなっていた。

この対策は、毎日潮田と相撲して上半身だけでも押されない

粘りを身につけることと、やはり石丸と同じく、

気を抜かずにサンドバッグを打ち続ける練習が大事。

最上級生だから見てくれ、といいづらい?

いやいや、下級生だって上級生に見てくれとは言いづらい。

結局、見ておいてくれというのは、誰にとっても言いづらいものだ。

でも大切なのはなんだろう?

試合に勝つための能力をつけることか、

或いは頼みにくい相手に頼まないでおくことか。

それを考えたら答えは自然に浮かんでくるはずだ。

・・・・・

再来週の立命館戦。

今回の50%アップの試合を期待する。

私の言う期待は出来ないレベルでは言わない。

負けたとしても、自身で人生で最大級の準備としてきたと

胸を晴れるだけのことをしてホシイ。

それは努力というものではない。

人に聞き、そしてそこで得たものを練習を通して身につけ、

さらに工夫を加えることまでしてホシイ。

我々の相手は2部リーグではない。1部昇格である。

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前にOBの前では話したことがあるが、(知らない選手も多いが)

ワタクシの夢はKGボクシング部が日本一の部になることだ。

日本一のボクシング部ではない。

数多ある大学の部活動の中で、日本一と評価される部にしたい。

そのためには強さは必要条件だが、それ以外にも必要なことはある。

そのために大学生として、というか人として恥ずかしくない行動だ。

学内なら教授にも、アメリカンにもサッカー部にも野球部にも、

ESSにも、軽音楽部にも、文化祭実行委員会にも、応援団にも、

ボクシング部の奴らって本当にすごい奴がおおいよな、

って言われるようになろう。

学外なら、各校の指導者の皆さんだけにとどまらず、

近所の人にも、高校の同級生にも先生にも、そういわれるようになろう。

今はそうでないかもしれない。

それでいいと思う。

選手諸君は新月である。今から満月に向かうのだ。

誇り高い大人になろう。

by いろんな嫌な事件が多い今だからこそ、

選手に誇り高い大人になってほしいと思う、かんとく

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