久々に『書籍』について byかんとく

本日は仕事。

2月より担当が替わったので、引継ぎ事項を教えながらの作業である。

非常に疲れた。

やたらと時間がかかるのが、引継ぎの難しいところである。

知識まっさらの人間に教えるには、ほんまに初歩からの作業。

人間何事でもそうだが、いつの間にか上達した気になり、

本当の基本を忘れがちなものだ。

だが、基本がおろそかであるとそれ以上の上達は無い。

そういう意味で、人に教える作業というのも自分のためにもなっているもんである。

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さて、昨日は部屋の片づけをする予定であったが、部室に練習に来るという輩あり。

仕方が無いので練習に行く。

おかげで我が部屋の荒れようは、鳥獣戯画の宴のようである。

困ったもんだ。

ヒカミーが来ていたので一昨日に引き続き、セルゲイ君のボクシングについて

とうとうと語った。嫌がっていた。地味だから。

若い奴は派手なのが好きなものである。

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しかし地味な物をなめてはいけない。

セルゲイ君のボクシングはまさしく欧州ボクシングだが、何度見ても

全然ダメージを受けていない。

ただし、倒しそうなシーンも見受けられなかったが(相手が強かったし)

さすがにアマチュア戦積150戦も戦えるスタイルである。

是非見習ってホシイ。

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さて表題の件。

一昨日部室に我が屋に多数眠っていた書籍をお届けしておいた。

節操が無いので、小説もあれば新書もあるし、旅行記もある。

東京に行ったとき買った江戸時代のムフフな世界の本もあるが、

さすがに大学構内に置くには忍びない。

なので無難なところを我が家の15パーセントくらい置いておいた。

随時追加していくので、是非読んでほしいと思う。

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ワタクシ、じつは巷にあふれているナンタラオフ(仮名)に本を売るのが

嫌いである。

資本主義の原理ばかりで本を売ってはいけない。

本とは、イコール誰かの知識である。

誰かの持つ知識には基本的に敬意を払うべきではなかろうか。

売れ筋の本というものは、何らかの魅力を持っていることは間違いないが、

売れ筋ばかりを集めておけばいいというものではない。

そんなことでは巷の本屋が、心の貧しい輩どものターゲットとなり、

ナンタラオフに売りに行くことを考えるやもしれぬ。

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本屋はこだわりがある店ほど、何度も通いたくなるものだ。

そこに、変なこだわりを持つ大将がいる古本屋は、最初はとっつきにくいが、

一度腹を割って話ができれば、アナタの知らない世界を知るきっかけになる。

ナンタラオフでうろついていて、そんな人に出会ったことが無い。

悲しいがな。

まあ、金を払いたくないというのもわかるので、もし部室の本を読んで

気になった作家や分野があれば、広げていけばよいのではなかろうか。

by かんとく

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