『2012慶応戦総括』について byかんとく

今年の慶応戦、検診会場は西宮香風高校、試合会場は関学、

とかなり変則的な流れ。

兵庫県連盟の皆様、審判員の皆様、ドクター、ならびに香風高校の

関係者の皆様ありがとうございました。

最新の採点方式を使っていただいたことは、選手が来年、再来年に向けて

自分の試合を作っていく上で、大きな体験を得たと考えます。

結果は4-4で引き分けでしたが、関学の長短、慶応の長短が

判定結果のポイントに如実に表れています。

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さて試合を見ていて思ったこと。

B1 田村(2)

負けはしたが、非常に良かったと思う。

脚の使い方はかなり高いレベルまでできるようになった。

ここらで攻撃をみっちり覚えることを考えよう。

教育学部でなかなかウイークデイの合同練習ができないことを

デメリットと考えず、逆にみっちりサンドバッグに向けて

連打の反復練習ができると考えてほしい。

まずはストレートの連打(5,6発)で上下の内訳ができれば

それだけで相手は攻撃パターンが予測しづらくなろう。

それができれば、脚を使い、契機があればその連打を使えばいい。

B2 二葉(2)

自分の攻撃パターンが嵌れば相手を圧倒できるのが良い点だが

逆に自分のパンチが届かなければ、焦り、さらにディフェンスに

意識が行き過ぎるという傾向がある。

ダッキングの練習を単体でやる時期はすでに過ぎた。

①ジャブを出したらダッキング

②1つダッキングしたらすぐ打つ(ダブルダッキングをしない)

③左右の脚を使いながら、笛に合わせ前進&ダックしてすぐ打つ

など、段階的に攻撃と防御を一つの動きにしていかなければならない。

工夫を見える形(ノートに書く等)にして他の部員に見せて、

ミットを持ってもらえば、より高度な反復練習ができるようになる。

B3 宮本和彰(1)

自分のいいところだけ出せた試合だったからだろう。

審判員でいらっしゃっていた、かつての日本のエース・スターさん(仮名)も

フジサワさんも「マジで良い」とほめておられた。

チャンピオンに褒められるということは、伸びなきゃ怠惰であるということだ。

性格的なものもあるのだろうが、自分の好きな動きをしているときは良い動きをする。

が同時に自分が追い込まれていると思ったら、すぐしないといけないことを忘れる。

脚が使えているときは、上半身の柔らかさが有用に機能しているが、

バテたり焦ったりし、脚が使えなくなると途端にその上半身の動きは犯則に早変わり。

その点が修正できればかなりの戦力になってくれるだろう。

そうだ、カズアキに“かわいがり”をしよう(にやり)。

B4 梛(2)

試合ではそれが出せてなかったのが残念だが、

慶応戦にでるということが決まった1か月前から急激に伸びた。

緊張感は人を成長させるということであろう。

今は恐れてストレートを伸ばし切れていないが、

反復練習の際に気を付けてしっかり伸びきるようにストレートが打てれば、

脚も手もスピードもあるので、有利に試合が運べるようになる。

まず一番大事なことはジャブ出すときに顎を引く意識。

練習が一緒になる部員はシャドーの時から注意してやってほしい。

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L 小藪(1)

相手が大きいからかいまいち動きがよくなかった。

懐が広く攻撃しづらい相手を狙いすぎても当たらない物である。

大事なのは第一に出入り、第二に前の手をいろいろ使うこと、

第三にパンチはガード上に当たったらもう一丁打つこと、である。

そのすべてが大事だがミット、サンドバッグで第三を

マスで第一、第二を意識しておけばいい動きができると思う。

とは言え、全日に向けて一番大事なトレーニングは首の筋トレです。

打たれた時の安心感があれば、思い切ってステップインできるものです。

Lw 吉田(3)

組み合ったときに、巻きつけたり巻きつけられたり、

変な腕の絡み合いを見せつけられるのか理解できない。

背が高い生き物はそういう風になってしまうものなんだろうか。

頭の位置が単一であるためにそんな風になるのである。

インファイトの時は背が高くても、頭の位置を変えなければならない。

(もちろん一番大事なのは足を移動させて位置を変えること)

そうすることで隙間ができるので、それを攻撃の起点にすることができる。

打ちにくいから手の位置を変えようというのは浅い考えである。

打ちやすいように色んな位置(頭、肩、腰の角度など)を変えてみれば、

どれが使いやすいかわかるものである。

Lw 清水(1)

背が低いずんぐり体系なのに、なぜか遠い距離のジャブとかがうまいという

よくわからないボクシングである。

前から思っていたのだが、入学した当初の高知の選手はサイドの動きは良いが

連打に力を感じない。どうも連打に不安があるのかもしれない。

パンチの連打をしっかりやらなければ、やはり非力な印象がぬぐえない物である。

ということで、誰か上級生が横についてしっかり連打をさせましょう。

W 山内(2)

ダッキングはできるようになってきた。

が左右ボディーを出せていなかった。

相手が遠いから出せないのならば、しっかり追い切ってから打つべきだが、

そこまで(追い込むまで)の練習が出来ていなかったということだろう。

ミットをただやるのではなく、追いながらダッキングと左右の手を出す事を

意識して練習しておけば、実際の試合でも同じ場合で落ち着いて追うことができる。

一つ一つの技術を伸ばすことも大事なのだが、同時に試合での運用も

日々の練習の中でやってみておくべきだと思う。

・・・・・

p1000385.jpg

↑しまった。撮影したはいいが、後列の選手の顔がロープに隠れてる。。。

by 応援に関しては高木が毎試合「気持ち、気持ち」と言っているのを聞き、

それを出すために具体的に指示するんが大事じゃ、と後で注意しておいた、かんとく

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