『鉄人への道』について BYかんとく

本日は飲み会。

飲み会までに時間があったので、市議会議員のM先生の指示の下、

若手OBの忘年会の予約、並びに値引きに走る。

走っていってみたところ、忘年会シーズンのため、

すでにおじさんたちでごった返していた。

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先生より場所の仮予約は入っていたので、

「市議会議員の先生からの指示なので、何とかなりませぬか?

事を荒立てると切腹ならまだしも斬首の可能性あり。タスケテクダサイ。」

と拝み倒すと、

「余は女中に過ぎぬ。殿様(支配人)にお伺いと立てる。明日まで待たれい。」とのこと。

まあ値引いてくれれば、暗に私仕切りの飲み会はここを使うよと、

促していたのでいけると思う。日米和親条約なみのパワーネゴシエーターだ。

思えば昨年の暮れは毎日飲み会だった。

その当時の彼女が飲んだ後に電話すると嫌がるので、

そうしないでおくと丸々一ヶ月連絡できず、離別。

そこまで飲み倒すと鉄人ともいえる。

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そんなことは横に置き。

表題のほうの『鉄人のなり方』について。

昨日も記入のとおり、購入した金本アニキの著書を本日の昼休みに完読。

やはりすごい。

ものの考え方がプロフェッショナルだ。

もともと私は広島県出身で、カープファンの口の悪い祖父と一緒に

テレビ中継を毎日見ていたから、カープについて、ある程度知っている。

その中でも金本の評価はピカイチだ。

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カープを知らない人のためにちょいと解説。

カープは現在独立採算制度をとっており、親会社からのスポンサー費用なんて

他の球団に比べればあまりにも無いに等しい。

私が小学生くらいのときは山本浩二とか衣笠(当時の鉄人)とか

そういう選手がいたから優勝していた。

だがいつのころからか(15年前くらいか)、

ドミニカという地理の授業でも習わないような、

当時よくわからない国に野球学校をつくり、選手をいっぱい連れてきた。

その中のソリアーノとかの何名かは大リーグでプレーしているが、

その当時の彼らの年俸は、おそらく400万弱だったと思う。

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外国人もそうだが、日本選手についても「金が無い」のお題目の下

超A級選手はお金持ちの球団に取らさざるを得ず、センスのある

だけども名前の売れていない選手をとり、必死に鍛え上げていた。

昔のカープを表現する言葉として「オープン戦からこどもの日までは強い」

とまことしやかにささやかれていた。

鍛え上げた結果、そこまでしか身体が持たなかったのである。

我らがカープはチームとしては弱かったが、黄金期以降も

野村、前田、佐々岡、江藤、金本、黒田、新井など

まさしく球界を代表する選手を何人も輩出している。

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あれ、何の話だったか?

鉄人に話を戻すと、

金本が入団当時、「自分は負けている、だから今はこうしてみよう」とか

「今は負けてはいるが、これを続ければ、何年後はこうなっているだろうな」という

そういう姿勢がひしひしと伝わってくる文章だった。

私が選手に伝えきれないのは、ここに書く文章が拙いからとか、

練習で伝える際の言葉が悪いから、という心もあったと思う。

それが恥ずかしくなるくらいの、勝負に対するこだわってきた者の文章だと思う。

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是非読んでみてほしいと思う。

人間は自分より上位にいる人間のいうことでなければ、

なかなか心に響いてくることは無いと思う。

そういう意味で、うちの選手がアニキに何かしらの分野で勝てるだろうか?

おそらくバットで殴りかかっても、素手でKOされてしまうと思う。

島田紳介ですらテレビで、アニキが言った「現役」にこだわる言葉に

感動したと言うくらいである。

BY 昼休みに会社の休憩室で泣きそうになっていた、かんとく

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