『ヒーロー』について byかんとく

バカバカしい。

人類初のすばらしい挑戦が、最後のテレビ局の

洗練されていない番組演出のせいで、色あせる。

まあ、一般人ではとても挑戦できないほど資金が必要であろうし、

スポンサーのことを考えれば、テレビ番組にするのは仕方ないのかもしれない。

そんなアホなお笑い的演出も、周りの奴らと思えばよいか。

彼がヒーローであることには違いない。

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アースマラソン完走。

40,000km。とんでもない距離。

2年間という時間を、走っているか、ヨットを操縦しているか、病気療養か。

日に走る距離は40~60km。

制限時間はないにせよ、それが延々と2年間も続いた。

そんな毎日を過ごして本日ゴール。

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アースマラソンに出る前に、彼がいっていた言葉がすごく印象に残っている。

「毎日走るわけですから、あるときには故障をすることもあるでしょう。

でも次の日も走らなければならないんだから、

走りながら故障したところは治していかないといけない。

でなければとても走破出来ないんです。」

もっともなんだが、これはすごいことを語っている。

彼は自分の身体、つまり筋肉や骨というものと、対話できる人間であったということだ。

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「怪我をしたら完全に治しなさい、騙し騙ししてはだめです」

おそらく多くの指導者がこう言うだろう。

指導者は教える選手がたった一人なら、その様子を伺い、

状況を適時判断して適切に対応するだろう。

だが、多くの選手を抱える指導者の場合、

それぞれの選手の、全身の細々したところにまで目は行かない。

その細々したところにまで目が行くのは、結局のところ自分自身しかない。

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そして自分自身がしなければならないのは、

自分の体のことを認識すると同時に、自分がどうしたいのかということである。

ゴールがあるから人間はがんばることが出来る。

自分のことを認識しているから、身体のメンテナンスを行うことが出来る。

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もうひとつ印象に残った言葉。

なぜこんな無謀なことに挑戦するのか、という問いに、

「目立ちたいからー」と、いつものギャグの調子で語っていた。

これは彼の今までの生き方を表すものでもあるし、

若者であれば(特に男性であれば)、誰もが持っているものでもあると思う。

でも、この目立つために選んだ手段が、これ以上ないほどの

地味で、淡々と同じことを繰り返さなければ、その目標は得られないものだ。

それを厭わず挑戦した姿勢は、見習わなければならないことだと思う。

師匠に学ぶところは多い。

by かんとく

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