『通過儀礼』について byかんとく

佐賀大学が、飲み会を開催する場合、事前届出させる制度を導入するらしい。

昨今では大学の飲み会でのアルコール中毒から、

亡くなる若人も多い模様。

残念なことである。

法律上では20歳で成年、飲酒喫煙も出来るようになるのだが、

一昔前は1回生(つまり18才)でも、当然のごとく新歓コンパでは

酒を飲んでいた。大学に入って、ちょっと大人になったと思ったものである。

が、今は、上述のとおり、アルコール中毒での死亡ということが多発、

大学側としても対策を考えるのが当然といえるのかもしれない。

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さて、なんでアルコール中毒から死にいたることが多発するのであろうか。

私が思いつくのは

①飲み方を教え、教えられる機会の喪失(祭り、親戚一同の会合など)

 親戚の集まりなどになると、調子に乗ったオッサンが若者に

 お調子一杯ほどの酒を飲ましてみたりしていた。

 そして若者はその”不味さ”に驚愕し、そんなに飲見たいと思えなかったが、

②酒が飲みやすいものになった

 そういえば、昨年なくなった祖父に小学生時代だったかビールを

 飲ませてもらった記憶がある。あまりの苦さに、こんな物飲めんとおもった。

 が、いまでは「カクテル類、リキュール類など飲みやすい

 =ジュースに近いもの」になじんでいるためにいきなり大量に飲めてしまう。

 アルコールは時間をおいて効いてくる、まるでボディーブローであることを

 知らん若者が大量に飲んだら、、、ということである。

このことから

③飲み方を知らん若者の増加=飲み方を知らん者同士で飲む

 =このメンバーは気のおけない仲間関係だろう=テンション高くなる

 =テンションあがって一気なぞで飲む量が増える=アルコール中毒

といったところかと思う。

・・・・・

酒というものと、いかに付き合っていくかというのは

大人である上で、あるいは社会人になったときにも

当然に求められる能力である。

佐賀大学の件は、是か非か判断の分かれるところであろう。

特に今の若者は、一人で勝手に酒を飲む世代でもない。

そのすべてを危険だから遠ざけるのではなく、節度を持った飲み方を

上の世代の人間が教えるためのものでもあろうから、

良い上下関係のある部であれば、それこそ良い勉強の機会となろう。

そうでなければ、若者が飲むなら、病院の隣?あるいは消防署の隣?

ということになる。

成人式に参加する2回生は、おそらく実家に帰っている者も多いだろうし、

そのところをよく肝に銘じて、旧友との酒の機会を楽しんでホシイ。

・・・・・

さて、大人が多数を占めて訳もわからん位の会になった、

先般の平成卒OB忘年会に参加していただき、

神戸の町で社会福祉士として活躍している野口先輩が

先般、書籍を上梓されたとのこと。

『むずかしい子を育てるペアレントトレーニング』(野口啓二著、明石書店)

研究に経験に基づいた書籍になっている(はず、未読です)。

アマゾンで購入できるとのこと。

子育て世代には、この書籍を読んでおくことが、通過儀礼?

by かんとく

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