『決戦』について byかんとく

先ほどまで世界戦を見ていた。

兵庫の誇る偉大なチャンピオンは、日本人初の飛び2階級制覇完了。

ボクシングを知る人ほど、飛び階級の制覇は難しいといっていたものだが、

それをものともせずであった。

とはいえ、本人は怖くなかったというだろうが、

やはり身体が相手の体格を恐れていたということが明白であった。

肩に力が入りすぎて、左ストレートが伸びていなかった。

ロープ際、普段ならパンチ力自体は軽いラッシュ10発位で相手を追い込むのに

それができず単発(とはいえ、うちの選手ならラッシュといえる5発くらい)になっていた。

まあこれで身体と心がフェザーのチャンピオンシップにシンクロしたであろうから、

次はいつものスピードボクシングが見られることを期待するが。

・・・・・

対するメキシコ人、うちの部員にはこちらをまねてほしい。

(2階級王者のボクシングは一朝一夕にはできない、

このメキシコ人のボクシングもさすがに1ヶ月ではマスターできないが)

彼のボクシングのいいところ。

非常にパワフルであることである。

が、彼が試合中に使っていたボクシングの技術は9割方、

ジャブ、ワンツーと左フック、あと3分(つまり3%)ぐらいが右アッパーか。

はっきりいって難しいことなんてしていなかった(出来なかっただけかも知れんが)。

ジャブを多用し距離感を測ってからの、右ストレート。

この右ストレートの距離感が万全で強振であれば、

それだけで相手には恐怖心を与えるもの。

踏み込んで強いパンチ、つまりは脚力、背筋力をうまく使ったパンチは

繰り返し練習すれば誰でも出来るようになるはずだ。

それとジャブの組み合わせを考えるだけで、試合運びもかなり有利に出来る。

部員にはそのために、まずは数をこなしてみてほしい。

・・・・・

さて明後日は立教大学との対抗戦。

明日、来たる。

思えば2年前、イノウーとかミッチーがレギュラーのとき、

関東遠征で立教さんにボコボコにされた甘酸っぱい思ひ出がアル。

主将のイノウーはM級にもかかわらず、LW級の関東君に餅つきの餅米のようにされ

エースのミッチーはFe級にもかかわらず”坊やだからさ”、

Bの松丸君にガルマ=ザビのようにされた。

両名ともリーグ戦ではそこそこ活躍できたにもかかわらずである。

立教大学の選手は、サークル風味でやっていない。

自分が強くなることに、非常に真摯な人間が多い。

そういう意味で対戦することで、己を知るにいい機会になると思う。

by ふがいない試合をした選手を表彰する”坊やだからさ”Tシャツを

作りたいと思わせない試合をしてほしい、かんとく

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