本日は兵庫県のゴールデングローブ・スパーリング会。
一回生は初めて実戦形式の練習会であった。
本日の結果、あまりにも練習の成果を出しておらず
情けなかったので、ぷんぷん怒りながらカントクは、
M先輩と前主将と、現副将と来期についてミーティング(WITH珈琲)。
現役時代、基本的にガード以外のディフェンス技術を持っていなかった監督は
ガードのことであれやこれや文句を言う。
ま、ミーティングに行く前も、散々現役諸君にぷんぷん怒っていたけれども。
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アマチュア・ボクシングの技術について再度解説すると、
一瞬の隙であろうとも、パンチをもらえばポイントとなる。
そして、場合によっては鼻血が出、そのためにRSCとなることもある。
そのことでカントクは怒っていた。
なぜ、ガードをしようとしないのかと。
というか、なぜ、相手が攻撃し難い位置にガードを置こうとしないのかと。
ぷんぷん怒っていたカントク、真っ直ぐ帰宅することを是としなかったため、
迷惑にも前主将を”スポーツドリンク”を誘う。
気のよい前主将は「ベイクドチキン」という名前につられて拉致される。
その店は小林駅前の”鳥居ダート”(仮名)
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その際に、あれやこれやと話をする。
リーグ優勝の立役者である前主将は過去、
部室以外でも練習の場を求めていた姿は”彷徨う鎧”であった。
その彷徨う鎧が練習に行っていたジムのトレーナーに、K君がいる。
その彼はインターハイ出場の経験を持ち、K大学にスカウトされた。
過去、前主将がKくんが語っていた監督の話。
折りしもK君はそのとき、K大学の主将であり、関学との入替戦であった。
カントク「いやいや、Kさんよ、君の相手は素人の飛騨(仮名)だ。
全然弱いので、ゆっくり寮知りてくれ。出来れば圧力釜ではなく、
普通の鍋でテールスープが出来るくらいのほうが望ましい」と語ったとのこと。
まったく、唾棄すべきカントクである、と現カントクは語る(=同一人物)
真剣勝負に「テールスープが、いい具合であるにもかかわらず、
普通の鍋で今はまだ出来上がるべき時間でないと、
見逃す調理師がいるか!いるわけないし、そんな調理師どうや」
と現カントクは付け加える。
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ま、話がそれたが、結局のところ、いざというとき
(攻めるときであれ、守るときであれ)の準備をすることが、
ボクシングにおける練習というものであると、現カントクは言う。
例えば試合中、ガードが2秒の間、下がっていたとしよう。
その瞬間をそのまま見過ごすのは、素人である、とボクシング経験者は語ろう。
だが、それと同じことが、逆の立場で多数見られた。
ということは、関学のその選手は素人であるといわれても仕方あるまい。
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とは言え、初めて路上で運転する人に、
今まで運転のイロハを教えていない教官がいたとしたら
その罪は運転者であろうか、教官であろうか。
アクセル、ブレーキの位置と共に、それらを踏み込むタイミング
或いは、ハンドルの回し方と、それらをどんなタイミングで処理するか。
それらは体感と共に、側にいてアドバイスをしてくれる人がいて
初めて、その意味が早期にわかる。
それらの処理の仕方と、行き着く結果に対しての解説が乏しければ、
結果運転者は、事故にあうまでその結果を知りえる機会が削減される。
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本日、ミスをした運転者を散々怒っていた教官がいたが、
その教官は「これからの将来で、○○という運転をしておいたらいいと思う。
というのは、例えば××という空間にドライブをいくととても面白い。
ワタクシも、その場所で△△という経験をして、幸せな気持ちになった」という
ビジョンを語っていなかったのではないか、と思ったりした。
ビジョンが見えないから、彼らは一つ一つの行動に対して意味を持てず
真摯に取り組めていなかったのではないか、と教官は思っているという。
そういう空間を本当は大事にし、持とうとしなければならないのかもしれない。
by 18歳で初めて習うドライバーをF1選手に養成するD大学とか
同じく18歳で始めた選手を京都の強豪選手に要請するR大学とか、
高校でカート選手権で戦績を残している選手を獲得し、
ありのままか、それ以上の実力を発揮させるKUとか
それらの指導者はやっぱりすごいわなあ、
そういう彼らに対して、KGのとある指導者はなにを安穏と
スポーツドリンクに酔いしれていたのか、と思い反省しているかんとく