とある国の与党政党内に格納されていた時限爆弾(コードネーム=オザワ)が
このタイミングで爆発して分裂することになったという。
そういえばこのHPでも書いた、友愛の精神を忘れないルーピー元首相や
首相になるのが目標だったので、なったらなったで
大きな電力会社の事故の後処理など興味なく適当だった前首相など
政治不安を感じさせる事象は昨今、枚挙にいとまがない。
そんなことがあったから、先般こんな本を購入(にやり)。
『独立国家のつくりかた』(坂口恭平著、講談社)
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まあ、上述はただの皮肉。
が、『独立国家のつくりかた』自体はかなりおもしろかった。
そもそもワタクシは「金がいつの間にか消える」ようなことが
当たり前にありうるのが納得いかない。
(上述の政治家のような自己の本分を全うしようとしない、
鵺のような奴らが、ワタクシの上納した税金使うのが癪である)
著者のいう「現代のように金がないと生存権が脅かされる
ということは違憲状態だ」というのは、そこまでワタクシの感情には
結びついてこないけども一つ一つのアイデアには面白さを感じる。
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たとえば日本国内には、個人の物でも、会社の物でも、自治体の物でも、
政府の物でもない、「誰のものでもない土地」というのが存在しているらしい。
そんなことあり得るのか、とおもったのだが、さもありなんであり、
よくよく探せばただで手に入れられるかもしれんのである。
(この場合はグレーゾーンの脱法行為でもなんでもない。そんな土地には
そもそも誰も所有権を有してないんだもの)
もう一つは「モバイルハウス」という概念。
何で今の建物は基礎をコンクリ-トで固めないといけないのか。
法隆寺などの伝統的な建築は柱の下に石を置き、それを基礎としているだけで
ばらして移動しようと思えば移動できるように作られている。
建物をコンクリートで固めればまさしくの「固定資産」となるわけで
政府としては民衆をコントロールしやすいのかもという仮説を立てている。
じゃあ土地から解放してしまえばいいと著者が考え出したもので
製作費3万円ほどで作ってしまえば、今回の原発事故のようなことが起こっても
その影響がないところまで移動して暮らせるという考えである。
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ワタクシなんぞの利己主義者であれば、上の話をもとにして元手少しで
ぼろもうけできるのぉ、と考えてしまうのであるが、著者はこれを社会的に
活用しようといういわば“偉い人”であろうと思う。
(上述の政治家先生たちは“エライ人”である。この違いはわかりますね)
結局言いたいことは何かというと、下記のことである。
「時代を動かすものは主義にあらずして、人格である」(オスカー・ワイルド)
国という大きな枠組みであれ、チームという小さき組織であれ、
同じなんではないでしょうか。
尤もうちの学生が何か行動するときには、Mastery for serviceの概念を忘れずに
併せ持ってほしいものですが。
by かんとく