ボクシングの基本3『LSD』 BYかんとく

先ほど今シーズンの予定をアップした。

最後にはまるで、東野K吾著『容疑者Xの検診』のような

衝撃の結末だったと思ふ。

何事もサプライズは大切だ。

その結果、悲しい結果を招かないように。

まだ2ヶ月もある。大丈夫。

現役諸君は、私がいつも言うようにちゃんとLSDしなさい。

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LSDとはなんぞ?

まだそんな前近代的なことを言う現役ボクシング部員がいるとは

思わないけれども一応書いておく。

L=Long、S=Slow、D=Distanceの略だ。

これはランニングの基本。

私が高校くらいのときに読んだ漫画で(また漫画だよ、悪いか)

『マラソンマン』というのがあった。

内容は割愛するが、たしか硬男者あたりの本だったと思う。

だから15年前くらいの漫画だな。

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みんな体力をつけるために走るとして何をするか。

基本的には一生懸命長い距離を走ると思う。

そうすることで体力がつくと思うからだな。

実際つらい筋トレを通して、筋肉筋力アップしたなどの

高校時代の経験を心に刻んだりしているからだと思う。

実際私自身もそうしてたし。

でも本当にそうなのかと考えたことはあるかね?

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しかしながら『一生懸命毎日長い距離を走る』は

15年前時点でも時代遅れの産物という評価がされている。

なぜか?それは筋肉をつける以前に骨や心肺機能への負荷が

回復する以上に傷ついてしまうからだ。

今の部員にもいるけれどもたとえばひざを壊す。

当たり前だ、今までそこまで激しい競技をしていないはず。

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ボクシングの競技(1試合)の身体的負荷を知っているだろうか?

実はあまり高くない。確かバレーボールくらいだったはず。

アマチュアならば3ラウンドしかないしね。

ではマラソンはどうか?元々は素人は下手したら死ぬレベルの競技だ。

人間の本能的の「走る」というカテゴリーから外れている。

鍛えてない人間における身体的ダメージは計り知れない。

ボクシングに於いて怖いのは脳へのダメージだが、

マラソンは全身への大ダメージにつながるものだ。

実際マラソンを始めて走った人物は死んでいる。

それは他から受けたダメージではない。

自分自身が自分自身に向けて与えたダメージによってだ。

だれかと?調べなさい。聞く前に調べなさい。

だからマラソンの競技者には『アイアンマン』の称号が与えられる。

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話が横道に逸れた。

閑話休題が多すぎる。。。。。

LSDとはゆっくり長い距離を走ることによって

骨や間接に与えるダメージを抑えながらも足の血管を刺激し続けることができるもの。

血管への刺激が何やねん?

何を言うか、栄養素と酸素を運んでいるのは血液で、その道はなんだろう?

血管だ。血管を道とし、血液が車と置き換えてみて、自分がとある地点に荷物を届けるとしたら、

1車線なのか3車線なのかということは小さな違いだろうか。

そういう意味で血管自体を鍛える必要が出てくるわけだ。

国の道路整備のようにな。

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ではその基準を教えてくれという安直な諸君へのアドバイス。

毎日10km走れ。

一人で走ってはならない。

スピード感が自分の限界に挑戦したくなるから。

どうするか。簡単。

中のいい部員としゃべりながら走ればいい。

それができるレベルがLSDだ。

もっと言うならば、今の部員なら多分1時間で10km。

これを毎日行うことで、体自身が強くなっていく。

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あの、序でに言っておきますが

走ってないくせに「俺、毎日走ってますよ」っていうのは

実は指導者は練習風景を見たらわかるのです。

言わないだけで。

もっと顕著に出るのが、実際に長距離を走ったときにでます。

ハーフマラソンを走るというのに5kmしか走ってなかったら、

それが非常に速いペースで練習してても

間違いなく12kmまでに足が止まる。

10km走っていれば15kmまで持つ。

あとは根性でどうにかするしかない。

根性に自信がないならば1度ハーフを走っておくことをお勧めする。

最初に言ったとおりLSDは遠くまでゆっくり走る練習。

別に10kmじゃなければならないものではない。

考えればおのずと結果はわかると思うけどね(ニヤリ)

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