『ミドルメディア』について byかんとく

いやはや、当番終わって帰ってきてからの、心のスポーツドリンク。

非常に五臓六腑に染みますな。

そういう空間で読書を楽しむというのもよろしいものであります。

この行為の内にある、解放感たるや格別である。

さて、本日の読書は、内田樹著『街場のメディア論』(光文社)

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まあ、心のスポーツドリンクをたしなむ前、

半休(仮名)の車中の人となりながら読んでいたのであるが、

全然一般的なメディア論じゃないところがまた面白いところである。

そもそも、なぜ既存メディアが廃れてきたのかを書いているはずが

まあ、離れる離れる。

でもそのことこそが、”メディアの持つ本質”に至るわけであるが。

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いうなればKO勝ちを狙っているのに、首を鍛えているようなもんである。

普通、今ある力でKO勝ちを狙うのであれば、

的確に急所を打ち抜く攻撃に重点を置き、

それを連打で食らわせるための練習をするのが常道だろう。

だが、それは相手にとって見ても予測しやすい物といえよう。

が、全然攻撃はたいしたことがない奴だ、と試合中に相手が判断したとする。

その場合、相手がKOを狙いにきてもおかしくない。

結果として首を鍛えたことにより、相手も自分も手の届く位置で

打ち合うことでKO勝利を得る、見たいな感じといおうか。

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話が遠回りした。

表題の件、内田氏はこれからはネット環境におけるミドルメディアが

より力を持ちうる、と書いている。

多忙さ加減で言えば、ワタクシなぞ足元にも及ばぬ内田氏は

金にもならん文章を、ワタクシの数倍垂れ流している。

しかも、どうぞ勝手に使いなはれ、とも言う。

自分の読者を増やす手段としては、”しめしめタダでおもろい文章読める”

と思う読者も多数存在するであろうが、同時にそのことは

金を払ってでも内田氏の文章(考え)を通しで読んでみたい

と思う読者も育てることに繋がっている。

目的地に最短距離でたどり着かなくて良い、と思っていることが逆に

一般人にとって目的地といわれる所に繋がっているというのもまた一興。

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そういう意味で言うと、このHP、ボクシングに興味を持たなかった人が

試合会場に足を運ぶ一助になっているのであろうか。

いや、きっとなっていないであろう。

聞いたことがない(にやり)。

が、人にボクシング関係者の誰かを紹介されたりすると、

「あー、あのHPの(わけのわからん文章を書いてる奴か)」と

(カッコ内はワタクシの推測)

思わぬところで知ってもらっていたりするから、恐ろしくもあり、

また楽しくもあるものである。

ということで、要らぬ文章、もっと書いていかなあかんなあ、と思う昨今。

by 仲魔さんを直接知らない人から、ウィークリーがなくなって

ギザ寂しい、的なことを何度か聞いたことがある、かんとく

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