『2010年度同志社戦総括』について byかんとく

残念ながら負けた同志社戦。

でもリーグ戦はまだまだ続きます。

そこで総括。

【前田】 昨年冬より、リーグ戦では自身が勝たねばならぬという意識が出来たようで、

夏合宿の頃に安藤と「しんどいしんどい」言っていたのが嘘のように

真面目に練習に取り組んできたと思う。

が、慶応戦でも見られた”しんどいときはしんどい顔をする”というクセは

残念ながら残っていた。

自らが先鋒であるという意識は忘れてはならない。

しんどい試合は観客も見ていればわかる。

そんなときは大体相手もしんどいものである。

にもかかわらず、それを出していている時点で自分のボクシングに

集中していないことの表れである。

だから、攻めるべきときに攻められず、お見合いしてしまった。

その際、2の手3の手が出せれば、勝てない相手ではなかったはず。

しんどいときこそ、その意識を持ってシャドーを行わなければ

この弱点は克服できない。

・・・・・

【宮本】 1R目は非常に良い動きが出来ていた。

が、2R途中から入ってくる相手に対応しきれず、組むクセが出てしまった。

キャリアのある選手が反則を犯すのは、技術レベルが足りないからではなく、

スタミナ切れによって集中力を欠き、すべきことを忘れるからと言える。

それを克服する為にインファイトでの打ち方を教え、反復してきたはずだ。

が、それが試合で出せなかったということは、まだまだ身体になじんでいないか

或いは身体になじんでいるはずの技を、忘れてしまっているからだろう。

どちらにしても、まだまだ反復練習の不足ということだろう。

インファイトの打ち方だけを、毎日何百回と決めて再度反復して欲しい。

・・・・・

【石丸】 昨年に比べて自分から打ち込むと言う意識が出来ていた。

これは非常に評価すべきことだ。

が、悪いところもある。

打ち込む意識を身につけるために、マスボクシングを多くこなしたのは良いが

そこでの”荒い動き”もクセがついてしまった。

ダッキングで頭が突っ込みすぎ、ローダックと判断されてしまう。

これは早急に改善する必要がある。

まず、基本のダッキングと言うものを鏡を見ながら反復する。

そしてマスボクシングだけでなく、ラッシュ型のミット打ちで

ダッキングを含んだ練習をすべきだ。

そしてミットを持っている人間は、石丸がスタミナが切れたときのローダックには

厳格に注意しなければならない。

その意識が身につかなければ、当然に技も荒いままになる。

・・・・・

【田鍋】 パンチが軽すぎた。

いままではボディーへのジャブもポイントを取ってくれたかも知れない。

が、リーグ戦においては積極的に打って出るスタイルを身につけなければ

なかなかポイントが取れないものだ。

日々の練習の中で、しっかりと打ち込む練習をどれだけ出来るかが重要。

・・・・・

【安藤】 非常に良かった。

ポイントでは大差がついたが、今までのボクシングの悪いところが改善されていた。

今までの試合で一番いいボクシングだったと思う。

惜しむらくは、追い方。

打ち終わりが残念。ワンツーだけになってしまった。

そのあと追えばポイントの取れたラウンドもあったはず。

しっかりしたストレートの後の、返しの左を身につけるべきだ。

・・・・・

【金澤】 1R目は持ち味を発揮できていた。

以降はスタミナが切れていた。

その点を加味しても、下がり続けるボクシングではダメだ。

相手に攻撃のチャンスを無駄に与えてしまう。

本来なら出来るはずのものが出来ないのは減量の失敗の為か。

練習において、試合前でも必ず脈拍をあげる時をラウンドごとに

2,3回は作るべき。

・・・・・

【高木】 負けたが、上出来だ。

やるべきことは明白だ。追い方が足りないということに尽きる。

緊張の為かいつもよりスタミナが切れていたようだが、

本来のスタミナはあるのだから、次回はもっと楽に試合が出来るはず。

例えば4つ打ったなら、そのあとにさらにワンツースリーまで返せば

十分に相手を下がらせることが出来る。

意識して打ち終わり再度攻める、という練習を徹底して欲しい。

・・・・・

【仲摩】 ウイークリーで書く。

・・・・・

【田尻】 あわせてカウンターと言う意識が強すぎて、相手のペースに嵌ってしまった。

ボクシングは合わせようとすると、相手のペースに嵌ってしまう。

自分から攻めていれば、自分の土俵に相手を乗せることが出来る。

前に出て攻めて、相手が不要に出したパンチにあわせるのがカウンターだ。

次回はジャブを多用して前に出ることを意識しよう。

サークリングの練習は十分やってきたはず、試合で使うべきときがくれば

体が反応するからリング上で、前に出つづける状態でのシャドーを繰り返そう。

・・・・・

全体的には試合と言う意識が低かったように思う。

応援が最悪。

こちらが攻めているときは、みんなが声が良く出ていた。

が、攻められたときに声が出ているものは、数名。

そのうちの半分は若手OBだ。

攻められたときこそ、声を出してやらなければ気持ちが弱るもの。

仕切りなおしとしてどう攻撃をしていくか、声をかけていきたいものだ。

敗戦をただの敗戦にするか、それとも次に活かすか、

考えるべきは試合に出るメンバーだけじゃない。

練習の相手になる人間も考え、みて悪いところがあれば声に出してやる。

それが次の試合の結果に現れる。

by かんとく

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください