『デジタルの弱み』について byかんとく

先般、祖父の葬儀があった事は書いた。

そこで、人が死ぬ=生きることなぞ、柄にもなく考えたわけである。

が、それだけでとどまるワタクシではない(ニヤリ)。

デジタルに弱みを究明した。

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よく葬儀屋は”ボる(=暴利を得る)”と言われる。

故人の葬儀に際して、肉親は出来るだけ彼の生前を知るが故、

華々しい葬儀にしようとし、結果あとで届いた明細をみて目を剥く。

そして「あの葬儀屋は”ボる”」だのということになる。

まあそうなる理由の一つは、数が予測しきれない香典返し(半額返し)だが、

それ以外にも、オーダーメイドでしかも、翌日或いは即日に迫っている

通夜のための用意を超特急で、ということも大きなウエイトを占めよう。

葬儀屋が使い回しをしていたら、残された方はいい気分はしないだろう。

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ということで、使いまわし出来ないもののひとつに”遺影”がある。

まあ、当たり前だが。

で、祖父の葬儀に際して”遺影”の作成を業者に頼んだわけである。

ワタクシの祖父からみて、曾孫に当たるワタクシの従兄弟の子と

写っている写真が実に良い笑顔であったため、これでと言うと

「デジタル写真からのインクジェット印刷(PCからプリンター出力)では

引き延ばしが出来ません」とのこと。

聞いてみると、インクジェット写真はプリンターではドットを集めた印刷をするため、

拡大すると其々のドットが拡大して、見目麗しくないらしい。

なるほどなあ、と思う。

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専ら自らの持つ機器にて即時対応できるのがデジタルの強みであるが、

こんなところで”使えない”場面が訪れるとは、考えてもみなかった。

結局ワタクシの祖父の遺影は、12年程前、ワタクシが成人式の記念撮影をした際、

祖父も「ワシも葬式用の写真撮っとこうかのー」と言って撮っていた写真があり

そちらで対応できたが、デジタル写真が写真と言うものの中心になった今後は

同じトラブルが頻発することが考えられる。

対応策としては①デジタル写真のデータを残す、

②デジタル写真でも写真店でレンズで焼くこともたまにはする、

③赤子の誕生、七五三、入学卒業式、成人式、結婚式などの記念日に

家族で写真店で記念撮影、と言ったところであろうか。

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良きにつけ、悪きにつけ、死だけは平等に人々の下に訪れる。

そのときがいつになるかは、神のみぞ知るであるが、

そのときの写真がないのは非常にむなしい。

と書くと、非常に暗い文章になるが、生きている自己の記録と言う意味でも

折に触れ、写真を撮っておくというのも一興かもしれない。

by かんとく

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