2010・KG新入生へ『KGボクシング部』について byかんとく

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

どうですか、関学は?

今は呼んでもいないのに、サークル勧誘などで次から次へ

声をかけられて大変だと思います。

そこでサークルに興味のない方に、声をかけられない秘訣をお教えします。

1、キョロキョロしない・・・キョロキョロしていると、新入生だとすぐばれます。

別に声をかける方は、キョロキョロしてるから声をかけるわけではなく、

雰囲気で新入生だと思って声をかけます。だからどっしり構えましょう。

声をかけられたら、ゆっくり振り向いたり、対応をワンテンポ遅くすれば

相手が逃げていきます。

逆に勧誘されたいなら、ブースの前でキョロキョロしておけば良いのです。

ワタクシは社会人1年目、勧誘されるか試したいがために、

わざわざキョロキョロして歩いていたら、ふけ顔にもかかわらず声をかけられました。

2、あえて関学スウェットで大学へ行く・・・・安いもんです。

格好が気にならないなら、大学に売っている、

本来なら”部屋着”であるはずのスゥエットで大学に行きましょう。

ほとんどの勧誘員が勝手に、”あ、体育会の所属だな”と判断してくれます。

3、元気なのにあえて松葉杖をついてしんどそうに歩く・・・・その時点で

新入生の雰囲気は消されます。とは言え、松葉杖をどこで仕入れるのか

ワタクシは知りませぬが(にやり)。

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こんなことを書いていて、ボクシング部の勧誘は大丈夫かとお思いでしょう。

大丈夫です。ボクシング部は特に1回生でなければならない部ではありません。

ということで、「マイナーな人民であるワタクシどもは

別に一回生じゃなくても関学内の知名度拡大できれば良いや」という

なんともアバウトな感じでビラを配りまくっています。

学内にアメフトがあることを知らない人民(関学生)はいないでしょうが、

ボクシング部を知らない人民(関学生)は、現状でも1万人はいそう。

悲しいけど、これ、ブランドなのよね。

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さて、2回生でも去年、入部してきた人間が2名います。

両名とも遅れて入ったことを自覚し、かつ試合に出て勝つことを念頭にしている為

その後、自分なりの工夫を続けてきています。

そういう意味でいつからでも出来るのがボクシング。

もし1回生のときサークル活動したけど、合わなかったなあと思う方は

ボクシング部の見学を一度どうでしょうか?

とは言え、1回生を募集していないのではありません。

ボクシングと言うのは非常に奥深いものであり、

が同時に相反するシンプルさのあるものです。

興味があるのであれば、早めに経験してほしいものです。

過去、1回生でボクシングをやり、2回生のとき勉強の為に退部した者もいました。

が、3回生で戻ってきました。

再出発だからこそ、逆にクラブ活動に真摯に取り組めた、と彼は言っていました。

そういうこともあるのです。

まずは、そんな部のことをよければ知ってください。

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さて、我が部の現状です。

     選手(内経験者)  スタッフ

新4年生 :1名(1)      0名

新3年生 :7名(1)      2名

新2年生 :12名(3)     2名

新入生  :2名(2)←4月6日現在

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経験者のうち、新4回生1名、新2回生、新入生各2名が高校ボクシング部出身、

新3年生、新2回生それぞれ1名がジム経験者です。

現状、約30%が経験者ということになりますが、

KGボクシング部は伝統的にボクシングを

大学からはじめた選手でも強くなっています。

近年では、兵庫国体の前年にプレ大会として全日本選手権が開催されましたが、

その際に大学からはじめた選手が出場、全日本ランキングに入りました。

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また、前主将、前副将も未経験者でしたが、熱心にボクシングに取り組んだ結果、

高校経験者相手でも、勝るとも劣らないボクシングをできるようになりました。

前副将は高校でバスケットに真摯にやってきた結果、すばらしいスタミナがありました。

最終的にはチームのエースとして、勝つべき試合に全部勝ってくれました。

特に3回生から4回生の間は、特筆すべき強さを身につけました。

最初からステップワーク、フックなどの攻撃面でも、すぐに覚えるセンスもありました。

が、最初の頃、市民大会で何度か負けています。

例え市民大会といえども、相手は自分を殴り倒そうとかかってくる相手です。

その相手に対して、怯まず打ち込み、勝つ。

これが出来るのは、センスがある人は確かに有利でしょうが、

結局のところ自身が挑戦し、結果を得たいと真摯に欲し、

準備する事からすべてが始まります。

1回生の頃の失敗がそのことを彼に自覚させ、大きく成長させたとも言えるでしょう。

・・・・・

また前主将について。

本人を前に失礼ながらも何度も言った言葉ですが、

「前主将の入部当時はボクシングセンスを感じなかった」ということ。

が、見事に裏切られました。

彼の最終戦積は17勝1敗。高校からずっと続けてる選手にでも

自信を持って戦い、勝ってきました。

彼らは野球、バスケットと高校までにある程度の体力はありましたが、

大学で自身で必要な技術を見つけ、技を磨き、パワーを身につけ、

さらによりよい方法を身につけるために、工夫をし続けたこと。

そのこと自体がすばらしいことだと、私は思っています。

その結果によって、昨年は2部を優勝、本年1部復帰となります。

・・・・・

ボクシングといえばどんな能力が必要とお考えでしょうか?

1、ボクシング技術

2、フルラウンド打ち合うスタミナ

3、力強いパンチを打つための腕力

4、フットワークのための強い足腰

5、間合いを見切る能力

6、状況によって瞬時に判断できる頭のよさ

7、地味な練習に取り組む粘り強さ

8、よき技術を手に入れようとする貪欲さ

9、よき技術を持つ人に接点を持とうとする社交性

10、人の話を素直に聞く謙虚さ

11、勝利にこだわる姿勢

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そのどれもが大切で、チャンピオンになるには

すべての能力が必要だと思います。

でも同時にこれらの能力は誰もが最低でも

一つは持っているものだと思います。

2~5に関しては、まさしくボクシング以外でも

運動部で身に着けた体力、技術で通用するところです。

実際、五輪に出場した川内選手はボクシングの前は

剣道をしていたそうで間合いの図り方が上手い。

そういう能力はボクシングで活かせます。

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6~10に関しては、運動部以外でも身に着けている人はKG内には多々見受けられます。

それは受験勉強をがんばってきたから、

あるいはアルバイトに精を出してきたから、

ナンパにいそしんできたから、

そんなノウハウも、ボクシング部での活動の一助となります。

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今の我々は強いとは言いきれない。やっとこさ1部の土俵に上がれたレベルです。

だからこそ、我々は”強さ”を真摯に探求しようと考えています。

そのこと自体が腕力ではなく、本当の意味で強い人間になるための契機だと

私は考えています。

真摯に取り組んでみるからこそ、人の優しさに気づける事があります。

真摯に打ち込んできたからこそ、社会のルールの本当の意味がわかる時があります。

そしてなにより、今自分にはない能力を、我々と一緒に身につけていきませんか?

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最後に主な年間行事について。

4月   関関戦

5,6月  近畿大学リーグ戦

7月   リーグ入替戦、兵庫県ゴールデングローブ大会

      【以降、自主練習期間】

8月下旬 シーズンイン、夏季合宿

9月   加古川市民大会

10,11月 国体、全日本選手権

12月   兵庫県ゴールデングローブ大会

      【以降、自主練習期間】

12、1月 ハーフマラソン大会

      (自主練期間内のスポット行事)
2月   シーズンイン

3月   春季合宿

by かんとく

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