『ダッシュトレーニングの効用』について byかんとく

まいど。

昨日遅かったので、本日は早々に帰宅。

『不毛地帯』を読む。

今文庫本5巻中の5巻。

残り300ページなので、多分明日には

この小説も読み終える。

読んでいたら、いつの間にか霜月になっていた。

もうすぐ師走。師匠も走るといわれる月です。

現役の諸君も、カンペイ兄やん目指して走りましょう。

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先般の週末。

土曜日に大学に赴き、指導する。

ジムワークの後に久方ぶりにダッシュトレーニングだ。

場所は甲山森林公園の入り口あたりで、斜度は15度くらいか。

50m×10本、タイム付き。

登山者、甲山散策者の皆様にはご迷惑をおかけする。

拳を怪我している山Pは、他の者がジムワーク中、

ロング走り、帰ってきたら、ダッシュだといわれて

明らかに嫌そうな顔をしていた。

それを見て、私も嫌そうな顔をしておいた(ニヤリ)。

・・・・・

甲山入口ダッシュは何のためにやるか。

まず、陸上のスプリント競技であれば、タイムを縮めることが大切だから

よりよい走法をマスターし、筋力の効率化する為にやる。

だが、ボクシング競技の場合のダッシュのトレーニングは

副次的にはそうなるかもしれないが、基本的にはそれが目的ではない。

とりあえず、ポイントを三つ書く。

・・・・・

ボクシングの場合の第一義は、

前に出る力、ステップインに必要な筋力をつけるためにやる。

ということは、脹脛から足の裏の瞬発力強化が大切だ。

平坦な道ではドタドタは走ってもいいだろうが、

のぼりの坂道の場合は、かかとをつけることが出来ないだろう。

ということは基本的につま先立ちの状態で走っている。

これが構えからのステップインに活きてくる。

・・・・・

第二義としては、腰周り、つまり腹背筋の強化だ。

一般的にランニングは、まさしくいうとおり足腰の強化なのだが、

ほとんどの大学生の認識は、脚力の強化だと思っていないだろうか。

ま、実際動いてるのは脚だからそう思っても当然だろう。

しかし、甲山入口ダッシュをやってみたらわかるが、

30m超えたくらいから、急に脚が上がりにくなったことを

認識した選手もいたと思う。

え、そうなんですか?と思う選手へ。

次回やるときに、見比べてみたらわかる。

例えば、自分が1本目を終わった後、次の選手を上から見てみよう。

そして、後半にまた同じ選手を上から見てみよう。

30m過ぎたあたりで脚が上がるスピードが落ちていることがわかるだろう。

これは脚の瞬発力が鈍っていることもあるが、

同時に腹筋の機能が低下していることもある。

両方ないとダメだわな、ボクシングって。

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第三義としては、ラッシュ時のスタミナ強化と思ってホシイ。

ワンツーくらいは無酸素運動とはいえない。

普段の生活の中で息を吐くことと、大きな違いはないはず。

でも、何で試合中に三つ打って、その後位置ずらして再度四つ→ワンツーとかが

何できっちり出来ないかを考えたことがあるだろうか。

それは、上記のコンビネーションを言われるものが無酸素運動であるからだ。

えー、普段の練習ではちゃんとやってますよ!と思うかもしれない。

でも、実際の試合で出来ていないだろう。

これは、無酸素状態になれていないからだ。

コンビの練習と思っていても、自分のペースでやってないか?

だが実際の試合ではすでにある程度、呼吸数、脈拍数が上がっている状態。

その状態で同じように攻撃できるはずはない。

そういう意味で、無酸素状態になることに慣れてもらう&

無酸素状態の反復経験によって、回復力を高めると言う意味で

ダッシュトレーニングを取り入れているのである。

上記をよくよく考えて、ダッシュトレーニングを取り入れていこう。

部室にはストップウォッチもある。

自主練でも、2人いれば交互にタイム計りながらできる。

・・・・・ 

興に入ったのでついでに書くが、ラッシュ時スタミナの件。

ま、普段のミット打ちが、相手に気持ちよく打たせることしかやってないから

ラッシュ時スタミナがついていないってのが、一番大きい要因だ。

実際、ワタクシがミット持ったら、3ラウンドだけでついてこれる奴稀じゃん。

反撃のほぼない、あっても実際に打たれた際のダメージを考えたら

ストレスはないに等しいミットでその状態で、

果たして自分よりパンチ力も、技術もあるかもしれない相手に

立ち向かっていけるとお思いか。

そのあたりから、工夫しあってほしいが、難しいかのお?

by かんとく

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