当初、この項は『金沢文庫』というタイトルで書いていた。
新コンテンツだと一人で盛り上がっていた当初のプランは
本人からのまるで大学紛争のようなクレームの嵐によって頓挫。
まあしゃあないか、無理やり書いても仕方ないし。
この文章を最初に見た人は残念。
自分で言うのもなんだが、結構面白かったんだが。
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さて、練習について。
練習に来ていた金澤はまだ拳の具合がよくないというので、
シャドーと軽いミット打ちを中心にくみたてる。
ナルシストなのか(にやり)シャドーのとき、鏡ばっかり見とったので注意する。
まあ、最初はフォームの確認とかで鏡を見るのも大切だけど、
ずっと鏡の方ばっかり見てったら、どうしても攻撃に行く際の場所取りの
意識が薄くなりがち。
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また、「攻撃の行き方が戦術レベルでとまっとるで。
いまのコンビネーションが入ったら、次の攻撃どう動く?」と聞くと
答えに窮していた。
ジムで教えてもらったパターンは身についてるようなのだが、
でも、それを活かす為の妄想不足。
相手が”こんな攻撃が来たら次の攻撃がどんなものであれば怖いと思うか”
という意識があるとないでは、練習を積み重ねていった後の結果は
大きな差になる。これ、過去の指導経験上、間違いない。
どんな動きをするか、というグランドデザインがなければ、
「自分を強くする」という作業工程のアウトラインがきめられない。
どんなボクシングがいいのか、それはどんな意味があるからか。
試合を見る際にも、それを心の片隅においてみよう。
by かんとく