もう中年日記(6/9) byかんとく

腹立たしい。

帰宅後、ニュースを見ていると、農水省の所轄法人が

10億円の負債を抱えて倒産だそうだ。

どうせ学歴の高い、賢い元官僚さんが天下っているはずなのに

おかしい。

明らかに自己保身、自己都合ばかりを考えていたのであろう。

過酷な労働によって得たワタクシの収入を、

搾取しておいてなんと考えているのか。

税金は法人が倒産すれば返ってくるどころか、水泡に帰す。

・・・・・

ここで妙案を一計。

賢い官僚さんたちが天下る際には、

多額の生命保険を、「自己資金」で加入して頂いてはいかがか。

国税が水泡に帰した場合、賢い官僚さんたちにも、

ナンタラ湾で水泡となってもらえばいいのである。(ニヤリ)

・・・・・

さて誰がその役をやるか。

民主主義教育を受け、国家自体が戦争をしないと謳っているため、

緊張感を持った実戦経験の少ない某庁の部隊にやってもらってはいかがか。

いざ侵略のあった際の、部隊の戦闘力向上の一助になるのではなかろうか。

ワタクシは戦争反対だが、本来公僕である賢い官僚さんが

自己都合ばかり考え、血税を甘く見ておられるようならば、

我々の「血税」に対する報いは、推して知るべきであろう。

・・・・・

かなり過激な書き方だ。

しかし昨今は、誰もが社会の一員であることを忘れがちなのかもしれない。

秋葉原の事件もそうだし、郵政公社も巻き込んだDM詐欺事件もそうだ。

某証券会社元社員のインサイダー取引にしてもそうだろう。

「やっちゃいけないこと」の前提を手前味噌に(自己の中だけで)変える。

そんな人間ばかりで「この国はいい国だ」と誰が言えるのか。

もっとも言って欲しくない人たちがいるから、

有名人が裸でわめいていたとか、パンデミックだとか、

電波を使ってミサイルが云々とか情報を流し、

国民の仮想敵国、或いは仮想的を必死になって、

今作っているのかも知れない(ニヤリ)。

まあホンマに国内にミサイルを撃たれても困るが。

果たして、快適に過ごしたい、だから金を必要以上に溜め込みたい、

という我々の未来には一体何が転がっているのであろうか。

・・・・・

ふざけているのか、真面目なのかわからない妄想はこれくらいにして。

今日読んだ本。梁石日著『超「暴力」的な父親』(KKベストセラーズ)。

著者はあの有名な『血と骨』の著者でもある。

『血と骨』はフィクション(とはいえ、実体験が基)だが、

この本は著者の体験について書かれている。

金と暴力に固執してしまう親父、チョー嫌だ。

だが著者自身も、そんな親父の影響は知らず知らずに

受けていたのだな、と感じているそうだ。

自分が親になった後も、同じようなことをしていたと書いている。

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上記は会社のT先輩に借りたのだが、他にも借りて読みかけの本がある。

山本七平著『空気の研究』(文芸春秋)だ。

日本において、何か問題があったときの責任を「誰か」ではなく、

「何か(モノ)」或いは「空気」のせいにする風潮について。

まだ40頁しか読んでいないが、確かに臨在感に基づいての

行動は自分の中でもないとはいえない。

先の世界大戦に日本が向かったのは「時代の空気だ」と

国家の上層部でさえ答えていたことは、この国が醸成されているうちに

出来上がったものなのかもしれない。

・・・・・

それが何かといえば共感力であろう。

ムラ社会を生きてきた日本人だからこそ生きる為に、

共感力が醸造されてきたと考えられる。

おそらくかつての日本の犯罪率の低さは、

この共感力によって保たれていた結果であろう。

と同時に共感力が強すぎるからこそ、日本人はよくわからない空気に

いまだにとらわれ続けていると思う。

KYという単語を考え出した高校生(?)は名前も知らぬが、

これだけ爆発的に浸透したのは、我々の中に当然のごとく存在する言葉が

新しいフレーズで聞こえてきたからであろう。

そういう意味でその高校生(?)は天才だともいえる。

・・・・・

現在は日本人の中で、この共感力が衰えつつあるときく。

だがワタクシが思うに、衰えつつあっても消えてはいない。

だから「やっちゃいけないこと」のをやってしまったのは、

自分達の中だけで「問題ないだろう」と共感できるレベルでの

判断の結果ではなかろうか。

また共感力は雀の涙ほど残っているが、

「モテない」という「自分達」という環境がない人が、

秋葉原事件が起こしてしまったのではなかろうか。

・・・・・

誰もが認められたいと感じ生きていく世の中では、

共感力は不要であるのか?

いや違うであろう。

どんなものでも使い方だ。

薬は場合によっては毒にもなる。

火は使い方を誤れば身を滅ぼすが、正しい使い方ならば

体を温め、身を守るものとなる。

例え嫌な奴に囲まれても生きていくし、例え1人になっても生きていく。

そのために共感力、つまりはミラーニューロンも

自分自身でコントロールしたいものだ。

それができれば玉井雪雄著の『オメガトライブ・キングダム』のラストのように

明るい未来が拓けるかもねえ。

以上、妄想。長い夜。

by かんとく

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