リーグ戦詳細(対神戸学院大学) byかんとく

先般のインフルエンザ流行の影響により延期されていた

近畿リーグの2部の試合が本日より再開。

我らがKGの初戦は、同じ兵庫の神戸学院大学であった。

インフルの影響により、両校とも休校措置をもって対応したため、

選手の調整に対して若干の不安があった。

しかしながら、今年こそは1部復帰を果たすべく部一丸となって健闘した。

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LF級はふてこい男Jr、前田が出撃。

この男前々から詳述しているように、非常にふてこい。

もともとの性格からなのか、或いは減量の影響によりふてこくなっているのか。

キャリア1年にもかかわらず、1Rはフットワークを多様。

持ち前の距離感を活かし、ツーフックで寄せつかなかった。

終了後は「いけますよ、2RでRSCとりに言っていいですか?」などと、のたまう。

2R終了までは1Rと同じく引いては打ち、引いては打ちと余裕のご様子。

2ラウンド終了までは完全にポイントを取っていた。

しかしながら3Rで持ち前の「しんどい」病が再発。

練習でもしんどくなると、その可愛らしい顔はすぐに「しんどい」顔に変化。

2分もたたないうちに「しんどい」と声に出して読みたくない日本語を

連発してしまうのである。

2R終了まで明らかにポイントを取っていたので、

すわアンタッチャブル今村なみのリーグ戦積を継ぐかと思わせながら、

つかまったらまるでニートのようにガードに閉じこもり、RSC負け。

キャリアの浅さを露呈してしまった。

しかしながら、自分のよさも発見できた試合であろう。

普段の練習では、キャリアと実力のある宮本や石丸相手に

なかなか自分のボクシングはできないが2Rまでのボクシングを

更に進化させれば化ける可能性大。

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F級はルーキー石丸。フットワークも早いし、ストレートも伸びる。

大学での進化が期待できる男。しかもおシャレさんである。

(一説によるとボクシングより、おシャレのほうがすきとの流言あり。ニヤリ)

対する神学は主将の佐々木。力強いストレートと連打が持ち味だ。

本来バンタムだが、大学最後のリーグ戦に向け、着々とダイエットを

敢行してきたのであった。

序盤は足を使う石丸に対し、佐々木は攻めあぐねた様子。

ただ、破壊力のあるストレートで時折首が後ろに飛んでいた。

しかし攻め込ませず、石丸のリードブローも的確に佐々木にヒット。

1Rは五分五分か。

パワーの差の点でやや佐々木にポイントが流れたか、といったところ。

2Rも軽快なフットワークで、佐々木にラッシュまでは持ち込ませなかったが、

後半に足が止まってしまいポイントを落とす。

3Rもフットワークという羽は再稼動せず、ポイントアウトされてしまった。

石丸が今後気をつけることは、まずは大学ボクシングにおける

パワーの重要度を理解することだと思う。

成人男性の身体的パワーは高校レベルとは段違いになるので、

それを捌くかということと、いざパンチをもらった際に対応できる

筋力の充実が必要になったこよう。

それはおいおい練習を通して身につけるとして、まず必要なのは

連打を第一波だけにとどめず、二波、三波と続け、

その後にフットワークで射程距離外にステップアウトすることであろう。

そうすれば初弾を例え迎撃されたとしても、ポイントを取り返し、

さらにそれ以上とることが可能になる。

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B級もルーキー宮本。

ただ3分3Rのキャリアが少ない石丸に対して、

宮本は全国の舞台でその試合を何度も経験している。

余裕のある立ち上がりであった。

サウスポーの岡に対して、前の手を大きく構えて距離を図り、ストレートを打ち込む。

リーチもある宮本に岡はなかなか近づけない。

最後は世界チャンピオンの西岡がヘナロ=ガルシア相手に行った

目でボディーストレートを打つと見せかけて、上のストレートで

岡をひっくり返した。

これにセコンドからタオルが投入された。

宮本の試合に対しては、技術に差があったのでいうことは少ない。

ただ、相手がハイレベルな相手に対して同じことはなかなかできない。

自身で理解していると思っている距離感も、ハイレベルな相手は

微妙にそれをずらしてくる。

そういう意味でもやわらかいジャブと、力強いリードを織り交ぜて、

左だけで相手をコントロールし、同時に距離を認識するように

心がけていくほうが今後のステップアップにつながろう。

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Fe級エース光武は不戦。

以前からあるラッシュ能力に加えて、最近では当て勘も増してきたので、

是非試合をさせたかった。

まあ今回のリーグでできなかった分は国体でやればいいんだけどね(ニヤリ)。

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L級は申。諸所の事情により1,2年次に力を発揮する舞台に立てなかったが、

本日復活。

しかし今までに経験していないL級での復活。

「中量級は光武さんと僕で、確実にポイントとりに行きます」との進言があったが、

L級での起用は正直不安もあった。

高校時代はもともとB級で出場していたので、技術レベルは

高いがやはりパワーの面だ。

特に押し合いなどで不意に後ろに飛ばされないかという点。

しかし本日の試合では相手の射程距離を早めに見切り、

連打に持ち込んで棄権勝ち。

課題としては、慣れていない体重ということで腕が重くなり、

後半に連打スピードが落ちていたことか。

ただし、これはすぐに改善できる。

ワタクシが夏に向けてやっている「肩グリングリントレーニング」を

是非やるべきだ。

一年生が2kgで2セットやっている。

申なら2kgを3セットやっても問題がないだろう。

これをすることで格段に肩の筋肉が大きくなるので、

ガードの持久力も上がり、かつ後半での連打スピード維持に

つながるであろう。

ついでに夏に渚の視線を集めることが出来るかもしれない(ニヤリ)。

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Lw級は1回生ながら、30才並の雰囲気を持つルーキー内藤。

「将来的にプロも考えてるんで、キャリアを積んでいきたいっす。」と

現在の自らの実力を全く省みず、不戦に対して不満タラタラであった。

そして「来週も僕を使ってほしいっす」と目をギラギラさせて言っていた。

まあいいだろう、とにかく来年以降も活躍してもらわねばならんので、

一応考えとく(ニヤリ)。

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〆のW級は主将井上。

相手の岩本とはこれで4度目の対戦。

これまでは完勝していたが、本日は相手の技術力向上と、

本人が精細を欠きなかなか連打に持ち込めなかった。

しかし終わりはきっちりと相手をふっとばし、棄権勝ち。

課題はリーグ初戦の緊張感もあった為か、上半身から打ちに言っていたこと。

まずはしっかりとしたステップインが第一番だ。

それができてこそ、シャープで破壊力のあるストレートが打てる。

昨年より入念にフットワークの練習をしてきたのであるから、

パフォーマンスにつながるように、メンタルを調和させなければならない。

焦っては駄目。

まずは出来ることからだな。

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さて次週6月7日は京大戦。

本日以上のパフォーマンスが出来るように、選手は調整を。

by かんとく

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