『はじめに言葉ありき』について byかんとく

昨日より猛烈に肩が痛い。 

このところ全然運動をしていないので、もともと肩こりがひどかったが、

月曜日に部室でダンベルを振り回した結果だ。

いきなり2kgはやりすぎかと思い、本日1.4kgで我慢しておいた。

明日また痛いのであろうが、夏まで我慢だ。

・・・・・

さて、筋トレ後風呂に入る。

うら若き黒髪の乙女のように長風呂であった。

湯船に浸かりながら、喉が乾くたびにお茶を飲んでいると、

結局1L飲んでいた。

そのため、体重が約1kg増。

まあいい、どうせ朝起きたら元に戻っている。

新入生で大学からボクシングを始めた奴らは、現状では減量なぞせんでいい。

その代わり、ぬるめの長風呂に浸かり、だらだらと情けなく

男汁を垂れ流しながら、お茶なり、水を飲もう。

代謝が上がるので、結果として無駄な細胞(脂肪細胞)が減る。

1年も続ければ、それだけで体脂肪を溜め込まない身体が出来る。

A新聞の日曜日別刷『Bee』(仮名)に、某世界チャンピオンも

食事や水分を抜くトレーニングではなく、長風呂で

体重を減らしたという記述があった。

気になる人は調べてみるとよかろう。

・・・・・

それはそれとして。

本日の男汁をダラダラ垂れ流した長風呂にての読書。

『化粧する脳』という著書も同時購入したのであるが、

茂木健一郎著『プロフェッショナル脳活用術』だ(NHK出版発行)。

なかなか面白い。

よくテレビに出ているので、知っている人は多かろう。

難しい分野だと思われがちな脳科学を、よりわかりやすい例で紹介している。

・・・・・

その中の一小節を紹介。

「脳にも苦手なことがある。

例えば一流のスポーツ選手の高度な技を論理的に分析し、

筋肉の使い方やタイミングのとり方を勉強したところで、

すぐに同じ技が身につくわけではない。

なぜなら、情報をインプットする『感覚野』と、

動きとしてアウトプットする『運動野』とは、

脳の中で直接コミュニケーションすることができないからだ。

感覚野は、『見る』『聞く』などの五感を通して受け取った情報を理解し、

記憶として蓄える働きをする。

一方、運動野は『走る』『踊る』『歌う』『描く』といった、

体を使って何かを表現する働きをつかさどる。

この両者の仕事が脳の中できっちり分業されているため、

人間は『わかっているのに上手くできない』という状態に

しばしば陥ることになる。

この状態を解消するためには、感覚野(入力側)と運動野(出力側)が

情報を共有できればいい。だが、両者をつなぐ回路は、脳の中にはない。

そこで重要になってくるのが、両者をつなぐ回路を脳の外側につくることだ。

難しいことではない。『自分に言い聞かせる』という表現があるが、

これはまさに入力と出力の回路をつなぐことであり、

感覚野の情報と運動野の動きとを同調させるシンプルな方法である。

~中略~

言葉というと『抽象的なもの』というイメージを持たれがちだが、

感覚と運動が統合される働きにおいて、言葉は”核”となる存在なのである。

~中略~

そして、何よりも注目すべきは、脳の中では言葉も物も、

同列で扱われるということだ。

言語化することによって、潜在的にあったものが引き出され、

『自分のことがよくわかる』『やるべきことが明確になる』という効果が生まれる。

その結果、頭の中に漠然と存在していた欲求や目標が具体的な形を

とりはじめ、『夢』が『現実』となるということが起こるわけである。』

(上述『プロフェッショナル脳活用術』p.50~54)

・・・・・

皆の者も、マンガなどでよく描かれている場面を読んだ事であろう。

拙者の読んだ中でも、井上剛彦著の『スラムダンク』では主人公の

桜木花道は冒頭から最後のシーンまで『天才』といい続けているし、

始めは春子をに聞かれて「(バスケットが)大好きです」といったことと

練習、試合を通していったことで、

クライマックスの山王戦で負傷し意識を失った際では

「大好きです。今度は嘘じゃないです。」につながっていく。

・・・・・

また若造ども(にやり)は知らんやろうけども、

小林まこと著の『柔道部物語』でも柔道部の監督が

「お前らは自信がなさ過ぎる。

練習後にみんなでこれをさけぶこと」といい、

「オレって天才だぁ」「オレってストロングだぜぇ」

「でもこれで自信過剰になっても困るから」「オレってバカだぁ」

(↑こんな感じだったと思うが、高校生くらいの遠い記憶の為、

詳しくは同著書を参照)

まあ、バカだぁと開き直ってホンマに阿呆な行動をとられても困るが。(ニヤリ)

・・・・・

そう考えると、マエちゃんが練習中つらくなると「もう無理っす」

という言葉は、本当に自身で壁を作っていると考えられるねぇ(ニヤリ)。

とは言え、別にマエちゃんをいじめる気は無い。

部員其々に、言葉の持つ力というものを、自身で認識してほしいだけだ。

これは下級生に教えない上級生に対しての言葉でもあり、

同時に試合に対して前もって選手手帳に、

すべきことを書き込んでおくことにもつながる。

いろいろな場面があるが、自身の行動、そして結果を

よりよいものにする為に考えてみてはどうか。

by 自身も日々三省の必要のある、かんとく

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