L 安藤
相手が打ってこなかったのでラッキーだった。
ポイントでは大差だったが、いいサウスポー相手の練習になったと思う。
試合のセコンドでアドバイスしたように、相手が遠い距離ならば、
まずはリードを二つ出してから、右ストレート左フックとつなげるようになろう。
ただライト級が合っている強豪相手には、もっとシビアなパンチが求められる。
繰り返し、目的意識を持って試合でしていたことを練習し、
かつ、その後の連打も身につけていくべきだ。
左フックが当たった後も攻撃を続けられるように、
3パターンくらいの連打を身につけよう。
なにも何個も身につける必要など無い。
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Lw 松岡
ハイレベルな相手によくやったと思う。
ただ自身でも気づいているだろうが、パンチをもらうと極端に
集中力が下がるときがある。
関関戦の応援にもきてくれた、某商業高校出身の元主将と同じだった。
彼が最後の最後でやっと勝てるようになったのは、
「一発ももらわない」という集中力を身につけたからだ。
一発ももらわずに勝つボクシングにはどんな技術が必要だろうか?
足を使う、ガードを下げないということもそうだが、
より早いリズムでのボックスが必要になる。
プロ式の打ち方よりもより早いリズムを身につけるように
シャドーから練習を始めてみよう。
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W 井上
文句なし。中大の佐藤君に教えてもらったサウスポー対策がうまくはまっていた。
ただフックの角度が悪いときがある。
よりシビアにフックの角度を意識して、練習する必要がある。
まずはシャドーのときからどういう角度でフックが当たるのかを
意識して練習しよう。
またサンドバッグ、ミット打ちもコンビネーションばかりやるのではなく、
単発のフックを確認するラウンドも作ろう。
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M 塩田
今回の関関戦のワタクシの楽しみはこのメインイベントの、
全く可愛くない『オグシオ対決』であった。
珍しく塩田が集中して練習していた。
これは大事なことだ。
繰り返しビデオを見、勝つそのイメージ通りにできるように、
反復練習していたのでうれしかった。
ただ、この四足歩行の鉄人が試合でそれを出せなかったのは
『焦りすぎ』の為だ。
自身でもビデオを見てわかっていたと思うが、あの選手は踏み込みが早いのだ。
決して上半身だけでは打っていくのではない。
にもかかわらず「前に行こう前に行こう」というのが焦りにつながり
上半身が倒れガードが寝る。
それを相手が見逃してくれなかった為のRSCだ。
焦らんでも相手が打ってくるときには、必ず自分のほうに近寄ってくる。
まずは焦らずに足からステップインできるように、繰り返し練習を。
by かんとく