ボクシングの基本29『サウスポー対策』 byかんとく

関関戦も目前である。

先般の休みに友人と会ったわけだが、関関戦当日に花見をするという。

聞けば女性も多数来るらしい。「お前も来ぬか」と誘われたが、

生憎、「ワタクシ、ボクシングに情熱を傾けているので無理」と、断る。

それでもソヤツ、男性陣の人数足りないから、何とかしてくれという。

私が行かないのに何故そんなことせなならんのか、と思いつつ、

人が良い私は別の友人数名に声をかける。

まあええさ、与えることは大事なことだ、キリストさんも言ってるし。

どうも、毎年の花見というものは関関戦とかぶる。

また貴重なる出会いの機会は、どうもボクシングの試合とかぶる宿命らしい。

それらを自ら放棄しているKG監督さんよ。

別の生き方もあるらしいで?

・・・・・

さて表題の件、先ほど情・恋済ショータイムを見た。

ヘビー級も昨今はサウスポーの台頭が甚だしい。

プラスして超大型化。どっかの国技も超大型化して廃れ、

わが国の国技もそのため大味になった。

対応していたグランドチャンピオンは、稽古不足でスピードがた落ち。

大丈夫なのかね、国技。

・・・・・

さて、それはそうと、サウスポーの件。

対策ね。何故サウスポーが苦手な人間が多いか。

一般論ではやっぱり慣れが少ないからというものだろう。

と同時に慣れる空間が無いから、対応策を教えない指導者がいるためか。

=私のことなので、選手諸君すまない。

・・・・・

サウスポーとオーソドックスの試合の場合、相手に対して

自分の身体が開いてしまうと、ボクシングができないと覚えておこう。

よくオーソの選手に、サウス相手には左回りしろという。

これは左回りしていれば身体が開かない、つまりガードが開かないから、

サウスの左ストレートが当たりにくくなるから、ということだ。

また、サウスの右フックを食らうと、左回りがしにくくなる。

なぜか。

その状態で食らうと、大体左側を取られていることにつながるからだ。

・・・・・

そういう意味で、左回りしろと当たり前のように叫ばれるのである。

だからといって、遠い位置で左回りしていても無意味であろう。

相手のストレートもフックも届かない位置では、意味が無い。

つまり、相手のストレートの届く近い位置でこそ、左回りが重要となるわけである。

まあ、左回りというよりも、入る際に左前に出ながら右ストレートのほうが、

意識しやすいと思うけどね。

左が取れれば右ストレート、左フックというのがバンバン当たる。

・・・・・

逆に言えば、ガードが開かず右フックを食らわない状態ならば、

右回りをしたって良いわけだ。

現に右回りをすれば、相手のガードの間から右ストレートが打てる。

そして、相手は自分に対して足のそろった状態になりがちだ。

その場合は、右ストレートを打った後は左アッパーだ。

左フックだと相手の右手に遮られて、クリーンヒットしづらい。

でもこれは左回りに比べて、自分が打たれてしまう確率も高い。 

高等技術というよりは、ガードと構えがしっかりした上で、

意図した入り方のできる選手でなければ、リスクが高いといわざるを得ない。

・・・・・

まあ、キャリアが付けばそんなんどっちでもよくなるのだが。

私の経験上、キャリアが15戦超えたら

あんまりサウスだのオーソだの関係なくなったからね。

とにかく、早くサウス対策を身につけたいのであれば、

自分がサウス相手にどのように打ち込んでいるかを分析しながらの

練習が大切になってくる。一生懸命やれば当たるというものではない。

ともう一つ。右ストレートを的確にあてる場合には、

オーソ相手でもサウス相手でも一緒で、距離感を身につけなければ無理だ。

となれば、距離感を確認するには何が必要だっけ?

私が普段言っていることも確認してみよう。

byかんとく

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください