ボクシングの基本28『筋力アップ』 byかんとく

本日はオフ。

昨年は土日練習だったので、日曜日に休んだ記憶があまり無いが、

本年は学生の要望を加味し、日曜日にオフがある。

ということで本日、時期外れの扇風機をリサイクルショップで1,500円で購入。

同時に高さ180×幅105×奥行50の食器棚も13,500円で購入。

料理に懲って、あふれんばかりに増えた機材を、やっと収納できる。

扇風機を回し、ほったらかしにし続けていた、2階の室内塗装を終える。

食器棚は来週日曜の到着予定。

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さて、表題の件。

書かねば書かねばと思っていた、ボクシングの基本シリーズ。

過去の随筆をチャックしてみると、抜けている項目発見。

いつも言っているくせに書いていない『パワー』について。

まあ気づいたのも、180cmの世界ヘビー級チャンピオンの

番組を見たからだけど。

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さてボクシングに必要な筋力とは何ぞや。

考えれば考えるほど、いろんな筋力が必要だ。

例えば反復練習に耐え続ける持久的筋力がなければ、

技術の習得は難しい。

またLSD(ボクシングの基本3を参照)ができないようであれば、

減量は食事制限に重きを置かざるをえない。

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だが、こと試合に関しての筋力という点では、

3分間ダッシュ×3Rできる筋力で十分だろう。

という意味では、瞬発力系の筋力だ。

ということで、わかりやすくウエイトトレーニングについて書こうと思う。

筋力トレーニングの基本は、どれだけの負荷をかけるかによって

身につく筋肉の質も量も変わってくるのである。

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ウエイトトレーニングすると筋肉が太くなり、体重が増えるばかりで、

逆にパンチスピードが落ちるという人が未だにいる。

これは間違ったウエイトをしているからだ。

一般的に、自らの持つ最大パワーで1回だけ上げられるような、

大きい負荷のウエイトトレは瞬発力だけが付き、筋力量の増加はそれほど無い。

5回までできるような負荷だと、瞬発力とともに筋肉量も増える。

20回以上できるような軽い負荷ならば、筋肉量は増えず、持久的筋力がつく。

まあ、これは一般論で、市議会議員になったOBは腕立て伏せするだけで

筋肉が増えて仕方ないといっていた。

なもので、其々に筋肉の付き方は違うから、勉強とともに自分は

どんな筋肉の付き方なのかを、体験して理解していく必要がある。

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とはいえ、今までにウエイトトレーニングをしていない人間は

まず、ウエイトトレーニングという作業に筋肉が慣れていないので、

まずは筋肉自体にその動きを覚えさせる時間も必要だ。

そういう意味では新2回生、新入生が取り入れるほうがいいだろう。

新4回生がやっても、リーグ戦までに効果がでるかというと、期待できない。

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というのは、つけた筋肉は生まれたての赤ちゃんと同じで、

まだ自分が何をすべきか、できるのかを理解していない。

つまり5回程度上げられる筋トレで増大した筋肉は、それ自体が邪魔になり、

スピードを鈍らせることにつながる。

そういう意味で「筋トレはボクシングには必要ない」になるのかもしれない。

だが、まずしっかりとウエイトトレーニングになれ、適切な休息時間と栄養を

筋肉に与えることで間違いなく、使える筋肉は付く。

そして時間をかけて、再度自分のもつ技術を新たに生まれた筋肉に

覚えこましていけば、今までと比べ物にならない程、俊敏に動けるようになり、

打つパンチは早く、シャープで強力なものとなり、押し負けない身体になる。

やっぱり打ち合いになったときに、パワーのあるほうが勝つのが

ボクシングという競技である。

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根性論で打ち合いするのを見るのはすきではない。

まあワタシが根性ボクシングばかりしていたから、そう思うというのもあるが。

だが、ワタシが思うに「あの選手はパワーがあって怖い」と思う奴がいるならば、

それ以上のパワーをつけようと思うほうが、相手にとって脅威になる。

そしてその脅威があるならば、ムダに脳細胞をつぶす必要も無いのだ。

ここで一句「最後まで、守り通そう、鼻と脳」 (増田竹志〔2006年度卒業生〕作)

by かんとく

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