ボクシングの基本26『ガード』 byかんとく

以前、構えとはグラディエイターにおける盾と剣だと書いたことがある。

両の手は攻撃するための武器にもなり、守るための防具としても使えるためだ。

ガードは簡単だからだ。相手が打ってくるパンチに対して、自分の手で触りに行けばいい。

だから不用意にパンチを食らう奴の意味がわからない。

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ガードのポイント

 1.注意が必要なのはフットワーク等の項目でも書いているが、身体の傾斜が

どうなっているかが非常に重要だ。

自分のまさしく「目」の前にガードをあげているつもりでも上半身が前傾になっていれば、

背の高い選手と対戦したとき上から打ち込まれることになるはずだ。

必ず腰は立てておかなければならない。

プロの試合で前傾姿勢に見える選手でも、強い選手の腰は、前傾にはなっていない。

この基準は他の人から見て曲がっていないかをチェックしてもらい、

曲がっているとき、曲がっていないのが其々どんな状態なのかを鏡で目で見、

同時にその状態の感覚で覚えていく必要がある。

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2.相手が打ってくるパンチの最低6割がたは自分の顔を狙ってくるはずだ。

それを触りに行けばいいのである。

だが触りにいくだけではもちろん体重の乗ったパンチを押さえ込むことはできず、

ダメージを食らう。だから押さえ込む力が必要になる。

その力とは何か。パンチを打つときと同じく、脚力と肩腰の回転力だ。

打ってくるパンチを叩き落すために、パンチに向かってガードを出す。

自分のこぶしが顔・頭にくっついた状態でガードすると腕ではパンチを吸収しきれない。

だから押さえ込みにいくのであれば、最低でも顔より15cmくらい離れたところで

押さえ込めるように練習しておこう。

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 3.ボディーのガードについてはどうするか。(双方オーソドックスの場合)

・相手が左ボディーを打ってきた場合

右ガードを右頬につけたまま、頭を右側に移動させ上半身をコの字型にし、

腹筋を右側に集め固める。この時、頭が前に突っ込みすぎてはならない。

こうすることで十分に相手のパンチを殺し、残った衝撃は腹筋で吸収することができる。

結果横隔膜に届くまでにほとんどの衝撃を吸収できる。

・相手が右ボディーを打ってきたときはどうするか。

右肩を前に出しながら左腕をたたみ、同時に元の左肩の位置に頭を移動することで

左側に腹筋を集め、上半身を『コ』の字型にする。

このとき後ろに下がってはだめだ。

下がると相手にもう一度強いパンチを打てる空間、チャンスを与えてしまい不利。

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 しかし両の手の利用方法は、「ガードよりも攻撃」ばかりに意識のいく学生多数。

じゃあ攻撃がものすごいいいのかというとそういうことはない。

実際、体力も落ちメタボの影におびえ、PCという現代企業必須インフラ使用過多のため、

深海魚並みに視力の落ちた私だが、今の3年生レベルであれば、

防御に徹するだけでいいなら、ガードだけで90%無効化できる自信がある。

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なぜか。相手のパンチが出てくるところなんて、見ていないからだ。

相手のパンチが出てくるのに対応しようとすると動きが一瞬遅れる。

だからパンチを食らう。

相手が打ってくる前の予備動作を感じ取る能力があり、かつ予測できるようになれば、

見なくても遮れる。

プロの選手のなかには、足の動きを見て相手の攻撃を判断する選手もいる。

その技術を身につけるためには何が必要か。

これは慣れだ。

ディフェンス技術を身につけるためのマスボクシングを

「○○の技術を身につける」という意思を持って行うことだ。

最初は一つ一つの攻撃に対する方法を身につける。

そして、攻撃と防御を両方適時使用できるように、フリーマスを繰り返していこう 。

byかんとく

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