昨日21日に追い出しコンパが開催された。
後少々で4年生の9名は大学を離れて社会人となる(予定)。
OB会ならびに、現役学生がお祝いしたということである。
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茫洋たる世情においての船出は大変であろうとおもうが、
結局のところいいときもあれば悪いときもある。
それを、ビジネスにおけるマーケティングとかの意味で考えるならまだしも、
いちいち気にしてたらエネルギーを無駄に失うことになるので、
必要以上に不安になる必要はない。
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ついでに社会人の先輩としてのアドバイス。
1、何もできない新人なのだから、できることは先輩以上にしていこう。
例えば挨拶。挨拶は人生におけるジャブである。
プロジェクトだ云々だと、自己実現ばかりが叫ばれるご時勢において
自己実現って奴は、ボクシングにおけるKOだと思ったらいい。
素人が試合をしてキャリアが3年という人間をKOするのは難しい。
社会人という舞台では、相手のキャリアが30年てことはざらにある。
だからこそそこでも生きていくためには、仕事につなげていくために、
そして自分の心と頭を守るために、当たり前のことを当たり前にしていこう。
まずは挨拶。会社についたら受付で挨拶。警備のオッサンに挨拶。
見たこと無い人にも挨拶。全然知らない人にも挨拶。
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2、仕事(作業)は速く覚えよう。よりよいやり方があると気づいても、
まずは現在使われてる方法を100%マスターするべき。
頭のいい4年生のことだから入社後、なんて非効率な仕事(作業)をしている
のであろうと、気がつくこともあるかと思う。
でもそれはまず心のうちにしまっておき、まずはその作業を完璧に覚えて
然る後に分析しよう。その後に提案だ。
会社というものはいろんな伝統があり、
非効率に見えて実は非常に効率的と言うこともある。
Aという会社において非効率なことが、Bという会社では効率的なこともある。
無論、効率的なことを目指したいが、金銭面、人的な面は様々。
現スタイルこそが最上という場合もある。
それをいきなり新人が指摘していい気分になる先輩はおるまい。
まずは文句を言われないよう100%マスターしよう。
その後に提案する際には、『具体的に』どこをどう変えたほうが、
どのように効率的なのかを説明できるようになろう。
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3、自分のもっている人間関係を大事にしよう。
学生の好きな人脈という言葉がある。実際仕事する際には人脈があれば
成功するということはよくあることだ。
生命保険の営業などではどんどん人脈を広げていかなければ
仕事にならないのは事実であろう。
ただ、仕事以外の人間関係の維持にもエネルギーを注ぐことを忘れないほうがいい。
今まで接点のあった同期との関係を続けていけるようにしよう。
なぜか、まず楽しい。明日への鋭気を養うことができる。
また例えばプライベートで飲みに言ったときに、同期が何気ない事を言ったとしても
それが自分の仕事につながるときもある。
そしてOB会の面々と仲良くしておくことだ。
今年の卒業生の場合、東京に行くものが多い。
東京へ行ったとき、東京支部に顔を出して挨拶しておけば、
例えば明治や慶応との試合の案内が簡単にできるし、
それ以上に知り合いのいない東京で、頼るべき相手となるかもしれない。
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4、勉強しよう。
仕事に慣れると、反動もあって遊びたくなる。遊ぶのはいいと思う。
ただ、土日休みであれば、一日は遊び、一日は勉強に当てたほうがいい。
勉強とは興味のあるものでいいと思うが、よく分からない人のために。
とりあえずお勧め3冊ほどかいておこう。優しい先輩だ。
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・ロバート=キヨサキ著、白根美保子訳『金持ち父さん貧乏父さん』
会社員となっても金のことがわかってないことはままある、勉強しておこう。
金を持ったら投資だと思っても、まず君たちは投資の何たるかを知らないのだから。
・デイビッド=コープランド、ロン=ルイス共著、大沢章子訳『モテる技術』
いわゆるモテ本である。どうも卒業生は稲中的男子が純粋培養されている。
今の世の中「婚活時代」である。よんどいて損は無い。
読んでこの前結婚したF君のようにモテモテになってください。
しかも、この本の考え方って結構仕事でも共通する部分があると思う。
・浦沢直樹著『マスターキートン』
大学の講師をしているキートン先生は昔、弱い自分を克服したくて
英国軍隊に入隊、SAS(特殊部隊)のマスターまでになった。
自分の証明したい学説の研究に没頭したいが、講師と同時に
保険調査員の仕事も忙しく、それができない。
だが、キートンの恩師ユーリー教授が印象的だ。
学校が爆撃にあって意気消沈している学生に対して、
「さあ、諸君、授業を始めよう。~中略~ 敵の狙いはこの攻撃で英国民の
向上心をくじくことだ。~中略~ 今こそ学び、新たな文明を築くべきです。」
(浦沢直樹著『マスターキートン』3巻「屋根の下の巴里」p18)
「人間どんなところでも学ぶことができる。知りたいという心さえあれば」
(前述17巻「学者になる日」p132)
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3の項は私の実体験でもある。
私の実家は商売をしているわけだが、どうも昨年は儲かりすぎてる感があった。
それで税理士のY先輩に相談したところ、収益が上がりすぎている点を指摘いただき、
『税金いっぱい払ってキャッシュ足りなくて倒産』にならずにすんだ。
老いた母は非常に感謝していた。
実家に倒産されると、私の『老いたマイホーム』も処分しなければならなかったかも。
債権者が両親なもんでな。
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まあ、いろいろあるだろう。
とりあえず、リーグ戦にでもお会いしましょう。
byかんとく
↑追出しコンパではカメラあるの忘れてたので2次会風景
今ちゃんは翌日の簿記試験のために早退。真面目だ