ボクシングの基本21『構え』 byかんとく

本日久々に6km走ってみた。30分である。

案外ランニングのスピード感は落ちないので、こんなもんかという感じであった。

ただし、筋肉痛が明後日来るだろうと思う。

前もって気を引き締めておこう。

それより、走り方だ。走り始めに走り方を忘れていた。

最初のペースは結構しんどかったのに、最後のほうがペースが上がっていた。

ランニングフォームが崩れていたので、ムダにスタミナを削っていた。

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さて、表題の件。

ボクシングに関しても同じことがある。

自主練習期間明けでは、自主練習期間前と同じ事をしているはずなのに、

なぜか息が上がりやすかったはずである。

これは基本フォームが崩れているから、そして基本フォームをこなすための

筋力が落ちているからといえよう。

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にもかかわらず、練習の中で「構え」について考えることがどれだけあるだろう。

毎日毎日同じことの繰り返しが練習である。

だからこそ、人は楽なほうに流れやすい。

入部して始めに「構え」を教えられたはずであるのに、

ジャブ、ストレート、フックといろいろ教えてもらっている間に、

誰もが楽な構えに落ち着いてしまう。

別に現役選手を叱責しているわけではない。私だってそうだった。

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だが兵庫国体で見た、関東リーグの強豪N大学は

鏡に向かって「これでもか」というほど、「構え」を確認していた。

ボクシングにおける両の手の「構え」は、

言うなれば相手に攻撃するための剣をどう構えるかであり、

自らを守るための盾をどの位置に構えるかの確認である。

誰もが剣と盾を持っているはずなのに、

盾もつのがダルイわーとばかりに下がっていたり、

攻撃するための剣は相手に先に当てる必要ないわーとばかりに、

人間は落差を求めて、自らの体のそばに置いてしまいがちだ。

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でも、どんなときも忘れないでほしいものである。

殴られると痛いのである。急所直撃で倒れるのである。

そうなれば勝てないし、それ以前に危険なのだということを。

果たして自身の構えにどういう意味があるかを、もう一度自身に問うてほしい。

一般的な構え、最初に教えられる構えは、

1、足は肩幅程度で斜に構える。

2、ボディーを丸々相手に見せるのではなく、足の配置に合わせて

  攻撃される部分を小さくする。

3、前の手はなるべく大きく構える。

  そうすることで、より早くリードを相手に当てやすくなる。

4、後ろの手は顎の前に置く。この手の位置が肩より外側にあると

  リードを打ったときの反作用で、後ろの手は肩よりさらに外に放出される。

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まずはこの構えをしっかり確認してホシイ。

そして、この構えがいつでもキープできるように反復しよう。

誰もがやろうと思わなければ、忘れてしまいがちなところだ。

やろうと思い実践していけば、その差は将来的に大きな差になる。

そして、これと同時に、自分が練習しているパンチを打ったとき

開いている部分が無いかを確認する練習もしていこう。

ジャブを打ったときに肩より外に後ろの手が飛ばされていないか。

また、後ろの手のストレートを打ったときに、

前の手は相手のパンチが飛んでこなかったとしても、顎のそばにあるか。

スピードは重要である。だが、スピードを上げたときにもらうのがカウンター。

自分が損するリスクは最小限にしていくことが重要だ。

byかんとく

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