『分岐点の補足』について byかんとく

分岐点の記述。

ボーナスも入ってホクホクという若者もいると思う。

是非とも家を買いたいという人は買ったらいいと思うが、

せっかくこのHPを読んでいる人民のために、ワタクシが不動産について持っている

ちょっとした考え方を記述しておく。

税金についての一般的な解釈、税金のパーセンテージなどは

ご自身の責任で確認しておきましょう。

そのあたりのチェックが主体的にできないなら、不動産は買うべきでないのでは?

あくまでワタクシの主観であるが、どうせ家を買いたいという感覚も

買いたい人にとっての主観に過ぎない事を覚えておこう(にやり)。

・・・・・

ローンはパーセンテージが低くても、総額がデカいので侮るな、という

大変タメになる教えは理解していただけたと思う。

でも賃貸マンションの家賃を考えたら、ローンと管理費などを含めて

7万払って自分のマンションが持てる方が良いという考えがある。

マンション購入の決め手は、大体これじゃなかろうか。

(ハウスメーカーについても多分一緒であるが)

なるほど、それもそうだな、と思ってしまった人。

大事なことを忘れている。

購入に必要な金はローン、管理費、修繕費だけではなく、

みんなができる限り払いたくないと思っているアレがある。

そう、税金だ。

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購入時に必要なのは、不動産取得税、役所に届けるための印紙税、

ほんで登録免許税(登記のための税金)がかかるので、

実際かかるお金としては、購入代金+10%位を見ておいた方がよかろう。

これはどんな不動産でもほぼ一緒なので、必要経費として準備しておくべきだ。

しかし厄介なのがこの後に続く。固定資産税というやつである。

この固定資産税は、固定資産課税台帳に載っている価格の1.4%。

これを毎年徴収されるのである。

とは言え価値が3000万の土地+家は、これが永続的に3000万なわけがない。

建物は時間が経てば傷みも出るので減価し、土地も建物も価値は人口の増減で変わる。

そういう意味で固定資産課税台帳の記述内容も毎年変わるのである。

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ワタクシがここで押さえてほしいのは、減価償却期間が建物にもあるということだ。

(もちろん土地には減価償却期間なぞない。あと何百年経っても土地はそのまま土地だ)

木造住宅は22年、鉄骨34年、鉄筋コンクリート47年である。

「鉄筋コンクリートって長持ちするイメージだもんね!」って思った人。正解。

つまりそういう考え方で良いのだが、これは税金においても一緒である。

なかなか価値が減らないから政府は長年甘い汁を吸うことができるのである。

鉄筋コンクリートのマンションの場合、延べ床面積の持ち分に応じて、

土地は分割して計算するため、一人あたりの土地は小さくなり、

販売額のほとんどが建物価値になるので、減価償却の対象になる。

つまり長い間、固定資産税を払い続けることになる。

「でも新築なら減税あるじゃん」と思った人。その通り。

でも高い税金を数年間半額にしてもらっても、ワタクシなら嬉しくない。

だもので、ワタクシは木造築37年のホワイトハウス(仮名)に住んでいる。

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何度も言うが、不動産を買いたい人は買ったらよいと思う。

ただしワタクシは一つ危惧していることがある。

政府というのは洋の東西を問わず、税金を取りやすいところから取る性質を持つ。

金を使うのが当たり前の生活の中で、消費税の増税とかまさしくそうであろう。

人間には住む場所は必要であり、土地も家もその辺に溢れるほどある。

ということは、いつ固定資産税の増税があったとしても不思議はない。

例えば1.4%が1.45%になったとしても消費税増税ほどのインパクトはない。

その時高い不動産を持っていたら、払う金が増えるだけのことだが。

by 固定資産税に関して、嫁の実家の10分の1しか払っていない、かんとく

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