『勝ち癖と負け癖』について byかんとく

いつもは日記的に書いているが、本日書くネタが無い。

そういうことなので、情・恋澄の番組について書く。

内容は割愛するが番組中、情・恋澄が面白いことをいっていた。

とある選手を評価する際に

「かれはこの前の試合まで負けたことが無かったので、ガンガン前に出ていた。

それによって、相手を圧倒し勝利を積み重ねてきたが、今日の試合では

その前に出る力が弱い。負けたことによって迷いが生じたんでしょう。」

・・・・・

いつも私は「パワー>テクニック>メンタル」といっているが、情・恋澄氏の

いう部分はよくわかる。私自身も選手のとき、ある試合までは連勝街道を

爆走していたが、そのある試合で負けてから、なかなか勝てなくなった。

理由は今であれば、あの時こうしておけばよかった、とわかる。

でも選手にしてみれば混乱が先にたつはずだ。

そういう意味で、負けのある選手はよく考えておいてほしい。

・・・・・

例えば上記の選手のように、連勝街道爆進中、

選手は自分のボクシングに自信を持っている。

少々パンチをもらおうが、目的意識は忘れず「こういう形で攻める」と

ぶれずに徹底できている。

しかしながら、一度負けると前まで意識していなかった点、つまりパンチを

もらった時点で「こういう形で攻める」を忘れたり、疑問を持ってしまったりする。

・・・・・

また、別の理由としては、自分のスタイル自体に疑問を持ってしまう点。

「負けたのはパンチの種類が少なすぎた」とか「ディフェンスを鍛えなければ」と

考えて、新しいことばかりに目がいってしまうということだろう。

で、新しい技術をえる練習ばかりし、今まで培ってきた技術をオザナリにしたり。

新しい技術を覚える契機として、負けたときに考えることは大事だ。

だが、今まで自分が勝ってきているとすれば、そこまでの勝つためのポイントを

忘れてはならない。つまりやってきた練習をやめてはならない。

それこそ勝つための方法を失ってしまう。

・・・・・

解決策としては結局のところ、中立の立場で分析しなければならないと思う。

負けた試合でも良かったポイントはあるはずである。

それはさらに伸ばしていかなければならない。例えば5連打くらいのストレートが

出来ていたとしたら、さらに追い討ちをかける練習であったり、

同じようなパターンで上下の打ち分けを出来るようにするとか。

また、悪い点は修正しなければならないが、自分だけで考えると

自分に無い技術が必要と考えがちだ。

冷静に分析するためには、自分以外の第三者とともに検証することが

必要になってくる。

自分の思い込みではなく、実際の試合ではどう見えるかが大切なのであるから、

先輩等と相談しながら方法を見つけることだ。

・・・・・

メンタルの面で言いうならば、自信と向上する意識だけは失ってはならない。

負けは負け、なのである。

だが、3RRSCで負けたとしたら、自信も練習(向上心)も無い状態であれば

もしかしたら1RRSC負けだったかもしれない。

やってきたからそこまで出来たといえる試合もある。

冷静に分析して、次は必ず勝つという意識で練習に取り組んでホシイ。

by かんとく

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください