『レベルの認識』について by かんとく

肩が痛い。寒いので余計に肩が痛む。

肩こりを治すために、きちんと運動すればよいものを

3連休はニーティングスタッフであった。

上は適当に書いた造語だ。

英和辞典で調べても百科事典で調べても、出てこない。

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さて、表題の件。

レベルというものはTVゲームのRPGではないので、

ほとんどの人間には、自分が今どのレベルにあるかを正しく認識しづらい。

本日は先般購入の岡本浩一著、PHP出版発行、

『上達の法則~効率のよい努力を科学する』を半分くらい読む。

なかなかためになる文章だ。

人生の中で、何かしら一生懸命になった人間の方が、そのやり方を応用し、

結果として効率よくいい結果を手に入れられる、というような趣旨だ。

例えを上げるならば、勉強、スポーツ、ロック、ナンパ、囲碁など。

そのときの学習方法が、他に取り組むとき応用できるということだ。

・・・・・

なるほどという部分をちょいと引用しておこう。

『技能の習得は、技能の構成要素を有意味処理する能力の向上を伴いながら進む。

技能習得前には、いろいろなものが無意味なものとして認知され、

目にもとまらなければ記憶にも残らない状態である。

技能を修得する過程で、それまで無意味処理されてしまっていた刺激が

有意味処理されるようになり、意味のある単位で認識されるようになる。

これを有意味処理という。~中略~

昨日まで無意味処理されていた刺激が心に何かしら訴えかけてくる

感じがするのは、それが有意味処理され始めた徴なのである。

有意味処理が完全になされうようになると、それぞれの意味に適した

準言語処理(コード化)が行われて意味が認識されるようになる。

ところが、その途中の、意味処理が萌芽にすぎない時点では、

何がしか意味を感じるものの、完全なコードとしては捉えられないで、

その意味に関連した漠然とした情感だけを「胸騒ぎ」のような形で感じるようになる。

それが「刺激が心に訴えかけてくる」という現象なのである。』

(上記『上達の法則』P48~49)

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さて、現役諸君の状況に置き換えてみよう。

ボクシングの場合、我が部に入ったときに最初にやらされたのがシャドーだと思う。

でもワンツーはこう打つと言われても、それがどんな感じで有用なのか

理解できていないから機械的にワンツーばかりしていたはずだ。

それが試合やスパーリングを経験する中で、具体的意味を持ってくる。

でもビデオを見ても、どんなパンチが有効打なのかが分からない。

これは蓄積が足りないからだ。

蓄積を積んだ選手は、シャドーの中に相手を浮かべることが出来るようになる。

かの5階級制覇のシュガー=レイ=レナード(だったとおもうが、、、記憶が曖昧)

という選手が12ラウンド(?)シャドーをしたという際の話。

あまりにもイメージを具現化できるので、実際に12ラウンド(?)の試合を

した後と同じくらいの筋肉への疲労があったとのこと。

まあ、現役選手がイメージしやすいのは、べディータ(仮名)が地球に来る前に

ピックロ(仮名)が分身を出して修行していた、といえば分かりやすいか。

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そして目下健闘中の勉強について。

1年生は特にそうだろうが、どうやったら合格点に達するか分からない人もおろう。

当たり前だ。理由は二つ。

1、知識が足りない。2、ゴールが見えていない。

1にかんしてはとりあえず、先般記述の通り専門用語を覚えよう。

2に関しては、正しい論文の書き方を知っているだろうか?

それが分からないと、闇雲に覚えこんだことをつらつら書くしか方法が無い。

まるで5メートル離れた場所から、ワンツーを出していくようなものである。

あまり意味が無い。

そういう意味で、どんな教科でもいいのでオーソドックスな論文の書き方を

スタイルとして認識するべきだ。距離をスパーリングで覚えるようなものである。

そうすれば、変な並びの論文にはならないはずで、

教授から「こいつ覚えたことかいてるだけやんけ!」と思われずにすむ。

健闘を願う。

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ちなみに先般紹介した芹旬哉(仮名)氏のブログによると、

アマボクで超有名人の須佐選手はボクシング始める前は

将棋でプロを目指すほどだったらしい。

そういう思考力が彼の学習能力に活かされたのだろうね。

BY かんとく

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