『ロッキー』について by かんとく

本日、ボロボロの壁に壁面凝固剤を噴霧後、借りてきたDVDをみる。

猥褻動画ではない。ちゃんと非猥褻動画である。

猥褻動画であれば、こんなところで記述するほど神経は太くない。

・・・・・

表題どおり、ロッキーを見たわけだが、6作目の『ロッキーザファイナル』だ。

ロッキーは1~5まであり、この作品で最後ということであった。

ロッキーことシルベスター=スタローンはそのとき60歳。

映画の中では50代として書かれているが、それにしてもその年でのカムバックって

無理がある設定だ。

続編になればなるほど、どんどん魅力を失ってきたので、正直期待していなかった。

だが期待に反し、この映画はすごく良かった。

・・・・・

ロッキーが再度試合をすると決めたとき、息子は親の「逆」七光りで

いやな目ばかり受けてきたというのに対し、ロッキーが言う言葉カッコよかった。

「お前は自慢の息子だった。毎日成長している姿を見て幸せだった。

だが、今のお前は自分の不幸を人のせいにしてばかりだ。

どこで変ってしまったんだ。

人生ほど重いパンチはない。

だが大切なのは、どんなに打ちのめされても、こらえて前に進み続けることだ。

そうすれば勝てる。」

まあ、台本を読んで移しているわけではないので、大まかなせりふである。

興味のある人はみてほしい。

情・鯉澄の番組で有名なリングアナウンサーが実際にでており、

しかも本物のペーパービューをみているかのような、演出も面白い。

太尊もでている。

・・・・・

ロッキー自体の話はみればわかるので、割愛するが、

それ以上にすごいのがスタローンだと思う。

彼は『ロッキー1』を、自身で脚本を書いて業者に売り込んだわけである。

「これはいい作品だ」と判断した業者は、この脚本を破格で買取り、

有名俳優の主演で映画を撮ろうとしていた。

だが、スタローンは「自分が主演じゃないと売らない」と言ったのである。

貧乏であったころの話である。

なかなか出来ることではない。

目先の結果だけにこだわらず、冷静に自分を売り出せるチャンスだと

判断したのだと思う。

その結果が、大量のスタローン主演映画になったのである。

・・・・・

映画の台詞ではないが、人生には重いプレッシャーがごろごろ転がっている。

その中でもプレッシャーに押しつぶされ、顔を横に背けることなく、

前を向いて歩いていく姿勢を大事にしたいものだ。

by かんとく

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください