『08年の徒然』について byかんとく

本年も残り25時間をきった。

来年は閏年らしく、1秒長いとの事。

地球の公転速度恐るべし。

それよりも、そんな小さな差まで数えてるのが、1970年代かららしい。

よくぞそこまでわかるもんだ、科学の進歩恐るべし。

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昔読んだ浅田次郎氏の小説にて覚えたこと。

ほんの200年前までは日本だって太陰暦だった。

太陰暦はご存知のとおり月の動きに合わせて、暦を作るというもの。

潮の満ち引きも順じているので、農業、漁業などの第一次産業においては

その方が便利だったのである。

それが「西向く侍」が31日ではない太陽暦になったが、

それまでは数年に一度、1年の長さは違う閏月というものがあった。

一年が12ヶ月のときもあれば、13ヶ月のときもあるのである。

それをいちいち、学者が手作業で計算していたのである。

多分算盤を使っていたんだと思われる。

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太陽暦になれば、その結果として第一次産業よりも、二次、三次産業が

活性化していくのは当然ともいえる。

しかし、08年の金融業の崩壊、派生した各産業の疲弊という顛末は、

結局、これが欧化政策の行き着く先か、という疑問すらも浮かんでくる。

本日の某テレビ番組にて「会社に切られた派遣社員VS今でもリッチな暮らしの

外資系金融社員、緊急対談」という全く不毛なる特集を見る。

派遣社員曰く、「無責任なる投資をして国民を痛めつけたのは、貴殿らである」

外資系金融社員曰く、「法律的には問題ない。人道的にも可能な範囲で

会社は対応し、結果として倒産やリストラもある」

当然のごとく、話は平行線である。おそらく双方とも自分の知る範囲にて、

誠実に業務こなしていた社員がほとんどであったはずである。

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誰が悪いのか。結局のところ、利害の対立するものをきちんと調整するため、

そして問題が起こる前に予測し、国家が対応できなければならない。

しかしいづれの日からか、国家はそれすら忘れてしまったのであったのだろう。

指導者が悪いのか。そうだろう。どうでもいい世論に流されて、抑えるべき

ポイントを抑えていなかったという政治家が多すぎるように思う。

大切なのは幅広い知識と、将来のビジョンと、説得力のある言葉と思うのだが。

だが国民も、適切な形でのリーダーの登場を、嫌がっていたのではないか。

学校での社会の授業をちゃんと受けてきたか。

自分の所属する会社、社会、組織以外に目を向け、学ぼうとしていたか。

代表を決めるための選挙をほっといて、遊びに行っていなかったか。

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話が大きな問題に行き過ぎているので戻そう。

出身が政治学科ゆえ、上記のような阿呆な妄想を繰り広げていることを

本当に、すまないと思う。

学生諸君にいえることは、下心はどうでもよいが、とりあえず金持ちなり、

雇用を創出し、どんな不況でも対応できる会社、組織を作ることが出来れば、

いづれ世の中で大きな人助けが出来ると思う。

くだらんと思われる授業も何かしらの面白みを見つけ、勉学に励むとともに、

見識を広げるように、いろんな人物、書物に当たっていくことが大切だ。

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さて、ボクシング部について。

1.大事な試合で勝てない。

選手は、一人では試合はどんな試合もただ一つの試合に過ぎない。

だからこそ、幹部はしっかりとした指針を持ち、其々の部員に思いを伝えるべき。

思いを伝え、工夫の仕方を相手とともに考え、助け、身につけさせる。

そういう風にして初めてチームとしてつながりや感謝の思いが生まれてくる。

非常に面倒くさいものだが、そうでなければ選手一人のためのただの試合だ。

結果は団結力のあるものか、そうでないかで大きな違いになる。

2.一つ一つの試合に向けて、真摯に取り組んでいるか。

これは特に下級生にいえることだ。なあなあでボクシングをやってはいけない。

何度もいうが危ないのである。

集中し、鍛錬すれば危険は回避できるように人間の体は出来ている。

でもそこまで自分をもっていっているかどうか。

他人の試合でも危ないなあというものがあれば、それをどうすれば回避できるのか、

そういう「人の振りみて我が振りなおす」ことを大事にしてみよう。

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さて私事。

まあ年初のおみくじのとおり、普通の「吉」の1年だったと思う。

だが、私自身は非常に中身のある1年だったと思う。

多くの人に助けていただき、考えるきっかけをいただいた。

その結果、今まで挑戦しようという考えすら浮かばなかったことにも手を出し、

今のところの結果は最上のものだと思う。

まあ、ボクシング部の部員が本気でいい結果を求めようと思わない限り、

来年も多分「吉」だったなあで終わると思うので、

選手諸君よ、来年こそはいい1年にしていこうではないか。

まだあと一日あるが明日は出勤するので、とりあえず書けるときに

書いた随筆でした。

by かんとく

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