『段取り』について byかんとく

あるОBから「リーグ戦に行きたいから日程表をもらえないか」との話があった。

ボクシング部の現役生のことを気にかけてくれる先輩である。

先般のОB総会にも出席されるとのことだったので

「ОB総会の時にリーグ戦の日程表を配っといて」という話を某部員にしておいた。

その部員は用意し、総会終了後に配布したという。

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で、本日某ОBより連絡あり。

「かんとくからリーグ戦の予定をОB総会で配布してもらえると聞いていたけども

当日配布されなかった。申し訳ないが郵送してもらえないか」

このОBには非常に申し訳ない。

わざわざ前もってワタクシに話を通してくれていたにもかかわらず、

その期待に反する結果になっていたわけである。

事のあらましの確認に部員に連絡してみると、当日総会の最後に配布していたという。

しかしあるОBから話しかけられ、その対応をしていたために

お渡しできない方があったかもしれない、とのことである。

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ここが会社じゃなく、大学という場所でよかったね、というものである。

いつまでたっても丁稚という立場であるため、ワタクシ自身が言ったことがないけども、

これがしかるべき立場の人からの依頼に対して今回のような対応をしたのであれば、

「俺の顔に泥を塗りやがって」と怒鳴られたり、立場(仕事)がなくなる可能性がゼロでない。

それが社会というところ(つまり多くの大学生にとって4年以内に働きに行くところ)の

恐ろしいところである。

この部員には、こういった失態のあったときの適切な対応の仕方を教えておいた。

そういう意味では一歩早く大人(社会人という意味で)に近づいたわけだが、

さてこの場合どこに問題があるだろう?

・・・・・

対応方法の問題点を挙げれば、「一番最後に配る」ということである。

大学生によくあること(ワタクシの経験からも部員に散見される)のが

「とにかく対応が遅い」ということである。

別に一番最後に配る必要なんてない。

最初に配っておけばよい。そうすれば忘れることはない。

それを次のタイミングでとかを考えているうちにタイミングを逃す。

大人相手に話をするときには大事なこと、忘れてはいけないことから話すべきだ。

本質的なことで言うならば、「段取りができていない」ということ。

この配布物はいつ配ったらどういうミスの可能性があるか、

いうなれば予測できることを予測していなかったから起こった問題である。

そういうものを考える癖をつけといてほしいものである。

さてこの話、選手には関係のない話か。

予測できることをほったらかしにせず予測し、

対応しておくことはボクシングにおいても同じ。

さて今週末、どこまで準備できてるかな。

by リーグ戦という本番に向けて、当然やっていると思うことをやってない部員がいれば

選手起用も当日土壇場でも考え直すつもりの、かんとく

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