先般購入した『女子校育ち』(辛酸なめ子著、ちくまプリマー新書)を読む。
非常に感銘を受ける。
女子校について卒業生である辛酸女史(なんか変な表現)の意見とともに
OG、現役生、先生、さらに女子校のカウンターパートナーである男子校生徒にまで
取材するという、これを読まずして女子校は語れず的なものに仕上がっている。
女子校出身の嫁は「ほんとに高校の制服はいやだった。
ダサすぎて悪い虫がよってこないし、万が一に寄ってきたとしても
自分たちはイケてないという自己認識が大学受験に意識を向けさせてた。
そんな高校時代なのに、なぜか儀式のときだけは良いイメージで残ってるのは
この本に書いてあるとおりよ。」左様か。
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ワタクシが衝撃を受けたのは、お嬢様女子校は男子校生に本命として扱われ、
レベルの落ちる女子校は遊び相手となるという。
その後の人生、お嬢様⇒セレブ婚、低レベル⇒愛人という表現、
実にわかりやすい。女子を持つ親は読んでおいて損はなかろう。
やはり学校ごとに、その後の人間関係の構築も「らしさ」を持つようだ。
さてそんなこんな書いてるが、本日は卒業式。
卒業生の皆さんおめでとう。
本日の半球(仮名)電車に載っていた広告によると、
大学は卒業生に「世界市民」になってほしいようだが、
関学卒らしさは、自分の中で数年後に思い出されるでしょう。
シオタとか、タブチとかサーキットとか(にやり)。
by 『学生時代』という曲の詞は良いが、その替え歌で『学連時代』というのを見つけ、
その歌詞に古い大学生の様子を見つけてニヤニヤしている、かんとく