ボクシングの基本13『上下の打ち分け』 byかんとく

本日、明後日の情・恋済の番組放映に備えて、ビデオカセットを購入。

いまだにビデオカセットである。DVD録画を買ってもいいが、テレビデオがまだ使える。

もったいないじゃないか。

DVDは劣化しないという話があるが、あれは嘘である。

DVD自体は物理的に劣化するし、そのまま放置すればデータは消える。

とはいえデータが消える前に、新しいDVDに移せば消えないが、

2年後に、「そろそろデータを移さねば」と忘れっぽい自分が考えるとは思えない。

ゆえに、とりあえずビデオにとって、単純に世紀の試合を見ようと思っているだけ。

以上豆知識。

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さて、表題の件。

上下の打ち分けについて。

ボディーを打たれると、後で聞いてくるというのがある。

そうなの?とおもう。

10ラウンドも試合したことがないので、わからない。

アマチュアの場合は3Rしかない(全日本選手権は2分4R)。

そういう意味で後から聞いても遅いのである。

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でも私がアドバイスするならば、選手はボディー打つべきだ。

なぜならば左ボディーほど、きまったとき気持ちいいパンチはない。

まず、腰肩が入り遠心力の乗ったパンチは、ガードされなければ

パンチのない私でも相手の動きを止められる。

パンチがそこそこある選手が、アップライトの相手にきめたのなら、

一撃で倒せる可能性も高い。

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理由はそれだけの破壊力のあるパンチを、

アップライトで構えた相手の筋肉の集まっていない箇所に打てば、

横隔膜を直接刺激することになる。呼吸不全になる。

また、空気が肺に残っている場合、パンチによって圧せられた空気は、

逃げ道を失っており、暴発。内臓にダメージを与えることになる。

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第二に、人間は自分に向かって飛んでくるものを、よける習性がある。

それは自分自身の頭から足の先というより、目に向かってくるものを

避けようとするともいえる。

つまり、頭部に対する加撃は相手を捕らえているようでも、相手は無意識に避け、

実は芯をずらされているということが良くある。

だけれども、ボディーに関しては、慣れてないと反応しきれない。

だからプロのように、当たり前に頭を下げてボディー打ちしてくる相手がいないだけ、

アマチュアの場合は慣れておらず、当たりやすいともいえる。

まあ、そこまで相手を懐に入らせないのが、全日本クラスの選手なんだが。

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もうひとつ。

人間は横の動きに関しては対応しやすい。

多分目の大きさにある思う。

鏡を見ればわかるが、ほとんどの人間が左右のほうが上下よりも長い。

また、よく昔のハリウッド映画で、銃の乱射シーンがあり、

その際に警察官が「伏せろ」というものがある。

これは、銃を打って者は(サブマシンガンを持つ犯罪者とかを考えてほしい)

基本的に銃を横にスライドさせる。

理由は、打つほうとしてスムーズに横への動きができるから、と考えられる。

逆に言えば上下にぶっ放すのは無理だろう。

微調整が難しそうだ。

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それを利用するのがダッキングといえる。

急にダックされたら、なれてない選手はビビッて体が固まる。

田舎の喧嘩で小さい奴が使うのも、しゃがんでからの頭突きである。

見えない位置から体重の乗った頭突きは効く。

だからローダックとかは反則になる。

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話がそれた。要はそういう人間の動きやすさとか

反応しにくさというものを考慮して試合を組み立てれば、

或いはうちの選手は試合の中で組み立てが出来ないから、

準備として練習しておけば、自分のペースを作れるんじゃないかと考えられるね。

そこまで出来たら、もっと強いチームになってるんだけど。

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さて、明日は兵庫県ゴールデングローブ大会。

久々にセコンドを外れよう。

たまりにたまったストレスを、試合での野次で発散します。

BY かんとく

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