『コミュニケーション』について BY かんとく

関学ラグビー部が51年ぶりに優勝した、と本日朝刊で確認。

すごい。私が大学生だった10年前はCリーグだったので、

こんなに早くAリーグで優勝するまでになるとは、思ってなかった。

ラグビー部の皆さん申し訳ない。

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このの優勝は、大学としてかなり力を入れていたことも、勿論関連していると思う。

が、だからといってセレクションをとれば、勝てるという競技ではない。

ラグビーは非常に厳しい競技だ。

ここの力だけでは勝てないし、組織力だけでも勝てない。

コミュニケーションが非常に重要なことはいうまでもない。

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だが、コミュニケーションとは一体なんだろう?

なるべく話しかけるというのはコミュニケーションの基礎だが、

それだけでは結局、仲良しクラブで終わってしまう。

おそらくほとんどの大学生は、仲良しクラブのコミュニケーションしか

経験していないんじゃないかと、ちょっときつい事をいってみる。

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部活動でのコミュニケーションとは、その根幹に『目的意識の共有』がなければならない。

じゃあなければ、仲良しクラブからはなかなか抜け出せない。

『目的意識の共有』とは結局のところ、勝ちにこだわる姿勢だろう。

これを1回生同士でというのはなかなか難しい。

やはり上級生が、それを教えていかなければならないとおもう。

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勝ちにこだわる事をどうやって教えられるか。

これは非常に難しい。なぜならばマニュアルがない。

相手に伝わる方法を、相手との話を通して自身で気づいていかなければならない。

とはいえ、私にだって上手いこと教えられない選手もいる。

というか、本当に伝わっているのかは結局のところわからないんだけれども。

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ひとつによく言われるコミュニケーション、話しかける姿勢がまず大事だろう。

そうすることで、相手がこだわる部分に話しかけていくほうが、話が早い。

だけれども、残念ながら、うちの部員の場合、それが当たり前に出来る選手は少ない。

でもまずは、それでいいと思う。

なぜか。

理由は、言葉はつたなくても、本気で伝えようとする意思があれば

相手が言わんとすることが伝わる場面ってのは、結構あるからだ。

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例を出していおう。

例えば、外国人に話しかけられたとする。

日本語はつたない単語レベルだとしても、相手が必死に伝えようとして、

自分が何とかしてやりたいという衝動があったのならば、

なぜか、なんとなく話が伝わることがある。

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逆に言えば、その意思伝わってなければ、どんなに言葉が上手くとも、

肝心の部分が伝わらないことはありうる。

例えば、電話やメールでの伝達は、文化の違う外国人からでは

正確に相手の意思が伝わらないこともある。

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つまりは、こだわっているということをまず伝えたらいいと思う。

勿論、上級生になればいろんな経験を通して、状況の対処の仕方も

勉強してきているはずだ。それを応用しよう。

チームで勝つ喜びは、結局今までの部での活動を通して味わったものだろう。

だったら、上級生はそれが少ない下級生にその思いを、

工夫をもって伝えられる様になってほしい。

BY かんとく

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