ボクシングの基本11『ラッシュ時スタミナ』 BYかんとく

本日、ホームページをみた若人よりメールあり。

大学卒業してからでは、なかなかできない競技であろうし、一度見学に来たいとの事。

興味を持ってもらえて、ありがたい。

スポーツは数あれど、ボクシングは「真摯に取り組まざるを得ない」競技だ。

当たり前のことだが危険が付きまとう。

だがだからこそ、「危機管理能力」がつく競技だと思う。

 この能力は身につけようと思っても、何かしらのシビアな空間を

一定量以上の経験していかなければ、身につくものではない。

この能力がないために、或いは考えが甘いため、昨今やたらと

破産する企業が多い気がする。

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さて、表題の件。

ボクシングのスタミナとはなにか?

以前「LSD」について書いた。流行のお薬ではない。

「LSD」は一般的に、ジョギングだと思ってもらってもいいかと。

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「LSD」を私がしなさいというのは、動物としての基礎体力をつけるためだ。

現在の若者は、生まれたときから自動車があるため、或いは自転車があるため、

基本的にある程度の距離以上ならば、それらを使ってしまいがち。

そして、クーラーの聞いた部屋で受験勉強して、大学入学。

(現在では公立校でも、クーラーがあると聞く。

なんだったんだろう、ひたすら暑かったという記憶のわが高校生活。)

これでは基礎体力がつく空間がないともいえる。

だからこそ、私はLSDにこだわっているのだ。

これが出来てはじめて、ボクシングを始めてもいいといえるからね。

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話が横にそれた。

スタミナの件。

ボクシングに必要なのは、まず第一に試合中ずっと動き続ける能力。

これはLSDで強化できる。

だが、それだけでは、大方のうちの選手のように、マラソンボクシングになってしまう。

そこで今の現役諸君に取り入れてもらいたいのは、やはりダッシュだ。

関東の大学遠征時、並びにOB会長に報告に行った際、

全く同じアドバイスをいただいたということもある。

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この練習が何に有効かというと、「ラッシュ時のスタミナ」と思ってもらえればいい。

試合中にずっとワンツーだけでいいという試合は、数少ないはずだ。

大概ちょっと攻めると慣れていないため、ガス欠を起こすと体が記憶しており、

そのためカウンターをぼこぼこ食らい出したり、或いは攻めきれないボクシングが多い。

それしか出来ないから、同じリズムで攻めざるを得ないから、そうなる。

ある程度せめて、相手がスタミナが下がってきた際には、後半で挽回できるが、

遠征で自分をボコボコにしていただいた選手を、思い出してほしい。

彼らはラッシュをかけて、その後もいけると思えば、攻めて続けてきたはずだ。

怖かったろう?

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それを練習するにも、やはり心肺機能に負荷をかけて、

体が自信をつけていなければ、いざ試合の際は出来ない。

浄水場あたりでガッツリダッシュを行おう。

もちろん、一人では本来の力は引き出しにくい。

怠けないように、3人以上で徒党を組んでやってみよう。

やり方については主将に要相談。

とりあえず2日に1度の割合でやってみてくれ。

BY かんとく

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