『第59回立教戦・総括』について byかんとく

PCのBack Spaceがうまく機能しないので非常に打ちにくい。

だが何度も押しているうちに一つのポイントに気づいた。 

Back Spaceの真ん中より左を押すと機能する。

でも普通に押したら機能しない。もはや寿命か。

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さてそんなことはさておき、使いにくかろうととりあえず表題について。

【F】甲斐(3)○ポイント×松本直也(2)60-57,60-57,60-57

結果としては甲斐が勝ったけれども、松本君が何としても勝ちをもぎ取ろうと

前に出てくる姿勢に非常に感銘を受けた。

この対抗戦のベストバウトだろう。

結果として負けたとしても、彼のアグレッシブなボクシングは

以降に出番のある選手が、特に対抗戦のおいて、

奮起するための大きなファクターである。

そういう意味では、下がりながらうまいこと打っていた場合、

勝てばいいが負ければあとの選手に悪い影響を与えかねない。

松本君はこのまま、あるいはこれ以上にアグレッシブに

攻めるボクシングを続けていってほしい。

ただポイントが入らなかったのは、連打の後に強いパンチがなかったからだ。

相手が嫌がって下がったならば、どんなに疲れていてもそこで

スピードのある打ち込みができるように、第2段、第3段を意識した

練習を心がけてほしい。ただやっぱりこの練習はしんどいので

気を抜いてなくてもスピードが落ちる。そういう意味では

誰かにミットを持ってもらって、スピードが落ちたら声をかけてもらおう。

甲斐はまちすぎ、手数が足りない。パンチ力があっても先に打ち込まないと

相手がパンチで押す形になるので、後ろ足重心になりやすい。

特にガードを多用した場合、それによって打って出てもパンチ力が落ちる。

そうならないためにはまずジャブだろう。先に攻めておき、

仮に相打ちになっても相手も重心が後ろになる。それならば攻めることもできる。

あとはシャドーでもサンドバッグでも、スピードを上げた状態で

もっともっと打ち込む必要がある。

それがないから攻めあぐねるのである。

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【B1】 宮本(3)○ポイント×佐藤諒(2)60-57,60-56,60-57

佐藤君も松本君に続いてガンガン攻めていたのでよかったと思う。

ただ遠い距離にいるからといって、無闇やたらと攻める必要はない。

相手が打ってくるのは連打ではなかったはずである。

連打で入ってこない相手はそんなに恐れることはない。

しっかりガードあるいはパリーをし、相打ちを狙えばよいのである。

相打ちで届かないかもしれない。でもそこでさらに連打につなぐのである。

焦ってはならない。焦っても何もいいことはない。

宮本はだめだった。勝ったとしてもボクシングじゃない。

自分がどれだけ打ったとしても(1R300発とか)、どれだけ相手がしつこかろうと、

3ラウンド戦えないスタミナではだめだろう。

あるいは試合慣れできてなかったかもしれないが、

そんなことは試合前からわかっていることである。

いくらマスをしていてもだめである。だって試合とは違うもの。

でもほかのメンバーも等しくマスを行っている、が宮本だけスタミナがなかった。

今までのマスで試合感が身につかないならば違う方法も考える必要がある。

ともあれ根本のスタミナが多けりゃあ不足しようがない。

この冬に誰よりも走らなければならない。自分の立場を考えるべきだ。

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【B2】 石丸(3)○RSC×川部大志(2) 3R0分49秒

川辺君はよくがんばったと思う。

単発ではなく、続けた時のストレートはよくあたっていたと思う。

ひるむ必要はないので、もっともっと打っていったほうがよかった。

石丸はまあまあ。でもね、流しちゃだめだね、2ラウンド目。

そんな気を抜いたときが一番危ない。

思ってもみなかったパンチをもらったりするので気を抜かぬように。

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【L1】 高木(2)×ポイント○長尾京(1)57-60,57-60,57-60

長尾君のストレートは非常にスピードがあってよかったと思う。

それが試合結果に結びついていた形だった。

サウスポー相手だったからかもしれんが長尾君はもっと場所取りを

工夫したらいいと思う。場所取り次第で初段がもっと当たりやすくなる。

打ってはいる前、打って入った時、打った後、それぞれの位置取りを

工夫してみたらどうだろうか。

高木はね、ストレートの質で負けたので、やっぱりちゃんと強いストレートを

打てるようになりましょう。

最近肘うちの練習してないだろ?だからだよ。

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【L2】松原(3)×ポイント○平野和憲(3)57-60,57-60,58-60

平野君は、去年のアドバイス、「ロングでやれ」どおりにしてくれなかった(にやり)。

まあ相手が松原だから仕方ないけどね。

松原はインファイトで相手の長所を消す練習ばかりしてたから。

インファイトのポイントは重心、位置取り、あとはどこを打つかである。

重心はもはや腰を落とすことに尽きる。いろいろ試してほしい。

実践的な話だと松原のように、くっついたときにサイドステップができたならば

相手との間にスペースができ、ストレートが打ちやすくなるはずだ。

相手との押し合いのときには押すだけではなくて、例えば左肩で押していたならば

いったん左肩を引くこともやってみよう。

相手が押すばかりの相手ならば前につんのめってバランスを崩す。

そこまでいかなくても左肩を引きつつ右手で相手の腰あたりを押せば

簡単に位置を変えることができる。

ま、文章にすると難しいけどもね。力学だと思って合気道でも観察して。

松原はスタミナ不足ならびに強いパンチが打ててない。

サンドバッグなどでの強いパンチを連打する練習が足りないから

スタミナ切れを起こしていたので、せっかくいい位置取りができていても

ポイントをとることができなかった。

走れないならば、スピードのあるサンドバックうちを誰よりもやらなければならない。

みんなは走ってる、君は走れない。そこでどうやって人より強くなる方法がある?

誰にも負けないくらいサンドバッグを打ち込んでみたらどうだとおもう。

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【LW】 金澤(3)○ポイント×西井喬之(1)59-58,58-59,60-57

西井君もスピードがあってよかった。

金澤の方が試合運びに一日の長があった感じか。

西井君の悪い点としたら、手の出し方が単発ということか。

スピードを生かしきるには初段打ち込んだときに、いかに相手をビビらせるか、

いかに動揺させるか、いかに対応方法を考えさせるかである。

一発で倒されることはほぼないから、単発では相手に心の動きはない。

もっとジャブをついてフェイクを入れてストレートからボディ、上返すとか

やってたら金澤もやりにくくなったと思う。

つなぎのパンチが当たり前に出せるようになればもっと強くなるだろう。

金澤は3ラウンド目だけよかった。

次の試合は3ラウンド目のボクシングを3ラウンド続けることだ。

そうすりゃ当然にリーグ戦全勝できる。

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【W】 吉田(2)○ポイント×天野辰哉(2)60-57,59-58,60-57

天野君は相手がでかいからやりにくかったろう。

でも相手がでかいからといって手を出さなければ勝つ手段はない。

でかい相手に戦う手段として前に出ることは間違っていない。

ただしその際に、どちらの手も出ていなかったことが悔やまれる。

相手に届かないかもしれないと思ってガードを固める。

でも試合上手な相手であればそれこそ、そのガードを自分自身を動かす

梃子として利用し、いつまでも近寄らせてくれない。

ガードは大事だが、同時にすぐに手が出せる柔軟な状態にする必要がある。

そのための方法は一つはフットワーク。

背が高くてもジャブをパリーして、一気に打ち込んでしまえばいいのである。

だがこれは距離を見切る能力と瞬発力と度胸が必要。

一番無難な方法は(上記の方法もこれと組み合せるから効果的なのだが)

やはりジャブをつきつつ、ウィービングをすることであろう。

柔軟な状態で出すからこそ、スピードのあるパンチを打つことができる。

的確にカバーリングしながらも逆手は相手を攻めていくように使うのである。

吉田は左手の使い方。もっとスピードを上げていくように

ダンベルを使ってシャドーするなど基本的な筋力をつけておこう。

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まこんなとこか。

最後に審判の先生がおっしゃっていた講評がボクシングの醍醐味だと思う。

「防御、攻撃が分かれている選手が多かった。攻撃をしたらすぐ防御、

防御をしたらすぐ攻撃ができるようにならないといけない」

まったくそのとおりだと思う。

そのためには一瞬も気を抜いてはならないし、すぐに打ち返せる重心の保持が

非常に重要だと思う。

by かんとく

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