工藤美代子著、『山本五十六の生涯』(幻冬舎文庫)を読む。
前々から最高司令官たるものが、何で航空戦で死ぬのか疑問を持っていた為。
それぞれの海戦については各種の読み物があるので、それらを読んでいた。
しかしこの人物を戦略に、その前は勉学と肉体の鍛錬に駆り立てたものは
現代人には容易に得ることができないのかもしれない。
(それは地域性や、所属性といわれるもので個人・個性の時代には似合わない)
ま、どこかの国のエライ人たちは個人の人間関係と外交関係の違いを理解し、
よき結果を得るための最大限の学習と研究と交渉の練習をし、
自分の行動に関してちぃたぁ覚悟を持った方がよろしかろう。
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褒められる行動を狙いすぎ、地味だが着実に人々に還元される仕事はしようとしない
エライ人たちの話は横に置き。
大学生には、学生のうちにこそ、偉い人の人物伝は読んどいた方が良い。
『山本五十六の生涯』はノンフィクションという分類だが、
偉人と言われる人間の物語にはエネルギーを受けるものが多い。
仮にそれが小説や漫画の作者の作り出した枝葉のストーリーだとしても、
その作者にその小説の主人公の行動は「さもありなん」と書かせる何かがある。
たとえば井上武彦氏の『バガボンド』とかね。
有名な小説家の司馬遼太郎氏に関して、フェローシップというものがある。
若者の知の探求の手伝いをするというもので、司馬遼太郎記念財団が金を出すもの。
丁稚先にも“司馬遼”大好き人間がおり、フェローシップの人間について聞くと
非常にバラエティーに富んでおり面白い。
(聞く話では、結構このつながりが綿々と続いている様である。)
興味があれば、関西リーグの人は大商大での総合検診の時にでも
司馬遼太郎記念館に行きたまえ。河内小阪駅が最寄。
by 齢32にして老婆心を語る、監督