昨日、佐々木氏と前ちゃんと同志社戦の反省会。
今一度、どういうボクシングで勝つか、そのためにどんな練習をするか確認。
前ちゃんが一応ノートとってたので、本日すでに話があったかもしれない。
要点をあげるなら、たぶん3つくらいだ。
その点は練習前によくよく確認すること。
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さて。同志社戦を個別に総括。
【LF 前田】
負けちゃだめでしょ。というか途中でしんどいときにでも
自分のすべきことをきちんとやらなければだめでしょ。
反則取られてゲンナリして、いったい何の意味があるか。
その反則はすべて自分の責任である。
反則でポイントが悪くなったのが明白であるならば、
さらに猛然と打ち倒しにいかなければ、当然に負けにつながる。
キャプテンであり、同時に初戦担当者としては負けないまでも、
攻撃スピリットのある姿勢を示さなければならない。
【F 甲斐】
ここ数週間、ワタクシと練習したことができていたと思う。
甲斐の一番気になっていた癖に、ワンツー打った後、無意識にステップバックというのがあった。
でもちゃんと意識を持って、前に行く練習をしていたから、それがしっかりできていたと思う。
対戦相手の吹田君曰く、「彼はタフですねえ。はよダウンとってくれ、と思いました」とのこと。
このことははっきりいえば、相手にとっては、前に出られ続けるのが
どれだけストレスがかかるものか、ということを表していると思う。
惜しむらくは、時間が足りなかったため、前に出ながらダック、ウィービングという
練習ができなかったことなので、今週からはそれを練習に取り入れよう。
【B1 石丸】
よく前に出て頑張って打ち込んでいたけど、ここ一番でポイントの取れるパンチがなかった。
この理由は
①打ち込んで相手が下がっているのに、手を出すのが一瞬遅い。
前に出ようという姿勢は押し切るためではない。
相手を打ち倒す、あるいはパンチを嫌がらせて後ろに引かせることである。
嫌がって下がってくれてる相手には、更なる加撃が必要で、それがチャンスである。
みすみすそれを逃すのはもったいない。いつ何時でもチャンスがあれば
猛然と手を出す意識を持ってほしい。
②肩の位置が悪い。
押し合い、接近戦になったときにこそ、構えが重要である。
両手が同じように前に出ているということは、肩が相手に対して平行になっていることである。
それでは足腰から生み出すパワーをうまく伝えられず、強撃できない。
これは石丸に限らず多くの部員に当てはまる。
接近戦こそ必ずどちらかの肩が前に出ている状態にしなければならない。
【B2 宮本】
倒しましょう。
後ろに下がっているから後半に強撃できなくなる。
普段の練習から疲れたときこそ前足重心で打ち込む。
あと下がりながらのガードが、完全遮蔽になっている。
下がっているときでも前足重心で、肩の回転でブロック、ストッピングをできるように。
【L1 安藤】
腰が悪い割にはよく頑張った。
伊藤君相手ならボクシングできると思ったが、ワタクシの予測ミス。
松原君のようなファイター相手だと、自分のスタイルが通用しないことがよくわかったと思う。
後輩を指導するときも、どんな相手でも通用するスタイルを教えなければならない。
【L2 高木】
予想が外れたので、伊藤君が相手になってしまった。
おそらく母校の先輩である「伊藤先輩は強い」という幻影に縛られてしまったのだろう。
実際に強いんだけど、そんなにその意識に縛られる必要はないと思う。
その影響からか、普段は自分が打って前に出て行くときのスピードのある左が出せてなかった。
強い相手でも警戒するな、ということではない。
警戒するのは誰でも当たり前である。
が、警戒してから打って入ったら自分の長所が生かせなくなる。
打って入りつつ警戒する、という意識に切り替えてほしい。
すでに高木は昔とは違い強くなり、伊藤君にも勝つ可能性もあった。
【Lw 金沢】
よく頑張った。
が、今年もLwにはええ選手がおる。
関大には中澤君、合田君、龍大の金君、大商大には福森jr君、立命館には山口君。
これらの選手に全部勝ったら、ユッケおごったるわ(にやり)
【W 吉田】
よく頑張った。
吉田の場合に重要なのは、まずは距離だ。
自分が思っているよりも先に、入江君が自分の距離に入っていた。
自分のボクシングをするためには、まずは自分が思っているより
相手はすでに近くにいる、つまり射程距離内にいると認識しよう。
先に強いストレートを当てるために、少々遠いと思う距離で最速の右を打つ練習を。
【M 田尻】
下がるな。
先に踏み込んで強く打て。打ったら足を使うな、さらに打て。以上
【全体的に】
物事がどういう成り立ちがあるのか、をよく知ることが重要だ。
一年生には、リーグ戦でどのボクシングがよかったかなんてわかりにくい。
でも試合を見なければならない。
じゃあないと、強い選手がどういう点を注意して試合を組み立てているか、
その仮説すら立てられないからである。
と同時に、どういう成り立ちをしているのか、と下の世代に教えていくことも同じくらい重要だ。
一年生に上級生が隣で教えてやりながら、試合を見ることもできれば、
部室で個別の技術を教える以上に、全体像を見据えた練習ができるようになる。
それはすぐに結果に結びつくものではない。
が、今の一年生がそれを四年生まで続けたならば、きっと大きな財産になっている。
その手助けをするのも上級生の大事な仕事ではないだろうか。
試合に出るだけが部員ではない。
もちろん試合に出て結果を出すことは大事なことだが、それが叶わない状況なら
そういう貢献の仕方も大事な役割だと思うが、いかがか?
試合を見るだけに限らず、考えて行動に移してほしいと思う。
by かんとく