『秋山大成先輩の訃報』について byかんとく

OB副会長、兼東京支部長の秋山大成氏が亡くなったとの訃報有り。

おもえば、私が監督になり、再度、東京遠征をした目的として、

大学を兵庫というローカルで過ごした学生が、関東にて仕事に就いたとき、

その支えとなってくれる方は、彼らの自らの親族以外に、

ボクシング部OBの方々以外はないだろう、という判断があった。

だからこそ、その空間となるべき、関東での試合、あるいは

関東での練習会の必要性を考えた。

・・・・・

べつに秋山副会長にその辺のことまで話したことはない。

話さずとも、その心は気づいて頂いていたことは、当然にわかる。

関東赴任が決まった一年目の人間が連絡したとき、

OB会との会食をして頂いた、との連絡をその若人から聞いた。

また、明治戦をはじめ、中大さんや立教さんとの合同練習の際には

御身多忙にもかかわらず、わざわざ足を運んでいただいた。

明治さんとの試合で、彼の経歴の中で最高の試合をした塩田という人間には、

「彼には技術があるとはいえないけども、格上の相手に対して

彼はよく前に出て打ち合いを制した。監督よく指導したね。

あれこそ、ボクシングの基本だし、すごくいい試合だった。」

というお言葉を頂いた。

・・・・・

先輩はここのところ、お身体の調子が優れぬ状態であったらしい、と聞く。

そして、あの東北・関東大震災において、お仕事に対しても

大きな打撃があったようである。

そのことに心を痛めておられ、今回の訃報につながったのかもしれない。

惜しむらくは、上記のとおり、我々何の接点もなかった若者に対して、

心を砕いていただいた先輩が、亡くなっていくことに対して、

受け入れていかなければならないことであろう。

関学ボクシング部関係者は先輩のような、優しき、

そして心のある先輩に対して、勝利をささげてほしいと思う。

部員はもちろん目の前の試合に対して。

卒業しOBになった者は、先輩のような人間に近づけるよう

日々の仕事と生活において。

できうるなれば、関東在住者は、声を掛け合い、

ぜひとも先輩の葬儀に参加していただきたく。

心から、合掌。

by かんとく

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください