【改題】先手について(乱文のため大幅改稿)

昨日書いたこの文章。ぜんぜん基本についてではないので大幅改稿いたします。 

読書の秋である。

最近は暇なのでいろいろ本を読んでいる(ボスが変わりドラスティックに方針が変わった為)。

で、昨日読んだ本『婚活時代』(山田昌弘、白河桃子著)。

就職活動を略して『就活』と読んで久しい時代。

今は結婚活動を略して『婚活』と言うとのこと(両著者の造語)。

この書籍(新書だが千円もする。全くもってナンセンスな値段だが)のいう話では、

過去から比べて、今の時代は結婚するには一番難しい時代らしい。

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難しい理由はさまざまある。

1)生物学的に男性のほうが出生率が高い。

しかしながら、医学の進歩で本来死ぬはずだったものも生き残る。

結局、自然淘汰で男女比が5:5になるはずが51:49になる。

男性の51のうち2は結婚できない計算になる。

2)一昔を10年とするならば、二昔以前は旧態依然とした婚姻システムが確立されていた。

だがバブル以降は自由競争になった。

バブルのころはまだいい、それ以前の独身はほぼいないから。

だが、独身者はバブル世代の人間も残っている。

先ほどの2が積み重なっており、戦う相手が同級生だけじゃなく、上の世代も。

結局競争率が激しくなる。

キャリアの差をいうならば近代の主将と、大学からはじめたKG2年生との試合。

結果は、よっぽどがんばらないと大差の負けになる。

3)理系の人間が特に難しいらしい。

研究職などで仕事が忙しいと言う部分もあるが、ずっと男ばかりのコミュニティーにいる。

そうなると結果女性と話をする機会がかなり少ないとのこと。

ちょっとまて、今のボクシング部も一緒か。稲中みたいな空間は。。。

4)もてる人はどんどん声をかけていく過程を通して、どんどんスキルがあがっていく。

逆に声をかけない人はいつまでも同じスキルのまま。

似ている。全日本や国体を勝ち抜く選手は、1週間で5試合する。予選も含めれば10試合か。

だが、市民大会レベルなら1年間でも10試合には届かないことに。

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さて、この本の中で一番重要なのは、『結婚できない(もしくはしにくい)世代の分析』だと思う。

私も感じる部分。

「ミスを恐れる」←「完璧でないと不安だ」の図式。

手を出せば当たるかのせいはあるハズなのに、ミスを恐れて手を出さない。

或いは慣れていないから(キャリアがないから)ちょっとしたことのストレスで、

スタミナ(やる気?)を失うとか。 

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ボクシングも同じではないか。

完璧を求めたいプレーヤーの気持ちはわかる。

相手のよくわからない攻撃に対応しようと、その相手を分析している間に、機会を失っているボクサー。

そして時間だけが経過し、結局チャンスを逃す。

対して、相手の女性が云々言う以前に、相手のことがよくわからないため、

その相手を分析しなければと考えるエリート男性。

そして時間だけが経過し、結局チャンスを逃す。

おなじではないか?

と言うか先手を出しても見ないのに、何が起こると言うのだろう?

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この若者の傾向は(私もか。。。)、残念ながら他でも当てはまる。

部内の問題点を思いつきながらも、結局「監督に言うのは次回でいいか」と考える部員。

練習試合で「これを試してみよう」と考えさえしない部員。

結局失敗するときは失敗し、上手くいくときは上手くいくのに考えすぎて行動できない。

悪いほうばかりに考えてしまう。

だがそれに感情が引っ張られてしまい、本来の自分しようと思うことを思い出せなくなる。

それでは自分の目標やビジョンが、形になることなんてありえない。

ビジョンはどんなにつらいときでも、行動にしていかなければ結果は良いも悪いもでてこない。

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だれでもやっぱり失敗したくはない。

しかし、自身の中のその弱さを改めずに、いつまでも同じ状況にいて、

先手を出していかないで、どうやって自分の考える良い未来が実現できるだろう?

先手を出さなければ成功はおろか、学ぶ機会さえも失うのではないだろうか?

BY かんとく

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