帰宅して、PCの電源をいれ、メールを読む。
このHPを作ってくださった方からの連絡があり、
いい形にできるようにアイデアを集めてみますとのこと。
と同時に、ボクシング部の現役選手だけでなく、
世の中をこの世の春と、我がもの顔で歩いていらっしゃる(にやり)
先輩方こそ、いいアイデアを出していただければと思います。
せっかく、関学ボクシング部という場所で育ってきた者のすべてに
よりよい未来のための布石を打つものになればいいですね。
ただ、あくまでこのHPの主役は現役です。
(監督がでしゃばりすぎの感はあっても、
所詮はナレーション担当とご理解ください
ほかにうまいナレーション担当になる人間を育てるのも大事なことなんですが)
その本質だけはご理解賜りたく。
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さて、昨日の葬儀後、半球(仮名)梅田駅の1階に鎮座する
馬鹿でかい本屋にて購入した本のこと、久々に書く(にやり)。
今野敏著『琉球空手、ばか一代』(集英社)
非常に面白かった。
著者は現在55歳、大学在学時に空手をはじめ、現在は某流派の師範である。
ワタクシ、勝手な思い込みで、空手の師範になる人間というものは
『YAWARA!』(浦沢直樹著、小学館)の猪熊柔のように
「目指すは国民栄誉賞ぢゃ」と言われながら育ってきた
人間であると思っていた。
が、著書で著者は「『空手バカ一代』を読んで育った私は、
北海道のど田舎で育ち、空手といえば=『空手バカ一代』で、
あの劇画的雰囲気も妄想するしかない少年時代であった。
町に空手の道場なんて、あの漫画が世に出た当時は当たり前にあるものでもなく
私はといえば、百科事典で”空手”を検索し、こぶしを鍛えるために
”巻きわら”というものがあることを知った。
その”巻きわら”を自前で半日かけて作ってみたはいいけども、
一発殴ったら巻きわらはフニャッと倒れて元の位置に戻ってきてくれなかった。」
と笑うに笑えない、でもやっぱり笑ってしまうネタを記述している。
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思うに現在のように、何かをしたい=最先端の最上位のものを
簡単に検索できないのが昔(昭和かな、最後は)といわれる
時代であったのだろうと思う。
だからこそ、みんな本質的に「この練習はどうか」と思いながらも、
そこしか学ぶ機会がないからしがみつき、徒弟制度を受け入れてきたのだろう。
でもその副産物が、小さいものは何者でもなかった人間に
妄想(あるいは想像力)という翼を与え、
師範あるいは師匠と呼ばれる立場にまで成長させたのかもしれない。
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そういう意味では、すべての情報が簡単に手に入る世の中というのも
その翼(ナイトウではなく、ニヤリ)をまったく与えない世の中と
イコールなのかもしれない。
でもやっぱり、やりたいと思うこと、こういう風になれたらなあと思うような
そんなばか(関西風味であればアホ)の出現を、世の中がもうちょっとだけでも
暖かい気持ちでみとめられたら、すべてが面白くなるような気がするが。
ま、思いつき。
by 上の世代はタイガーマスクやキックボクシングがあり、
さらにその上の世代はブルースリーや柔道(姿三四郎)ってものがあり、
ワタクシのときはタイガージェットシンの襲撃事件が
格闘家や強さというものを妄想できるいい教材だったなあ、
と思っている、かんとく