『不況下の人材募集』について byかんとく

ワタクシが社長である企業で新卒採用をするのであれば、

重視する項目を考えてみる(架空)。

1.頭のいい子をとりたい

→任せた仕事をミスなく早急にこなす→上司は自分の楽で出世の近道だ

→なぜなら自分の部署の仕事がスムーズに通るものであるべき

→変なところで突っ込まれる要素はないほうが良い

→勉強のレベルでもバランスの取れた人材がいいだろう

→国公立大学出身の方が、苦手でも文系でも数学、

理系でも国語のレベルがあるほうが、ミスが少ないと保証される。

2.体育会出身のこを取りたい

→何かの理由をつけて休む人間に給料なんて払いたくない

→上司の指示をきちんと受け止められる人間をとりたい

→出来うるならば、その本質を理解する人間をとりたい

→ということは、ワタクシの立場を理解できる経験のある子をとったほうが無難だろう

→主将、主務経験があるほうが、上と下の板ばさみの経験がある

→だからそのあいだでうまくバランスをとるノウハウもあろう

3.人間的に成熟している子をとりたい

→どれだけ成績がよくても、ほかの人間を活かせない人間は延びない

=なぜならば仕事というのは一人でするものではないからだ=他人の協力重要

→できない人間にだめなやつと烙印を押すのは、簡単なこと

→たとえ、ほかで駄目だと言われる人間でも

適した仕事を与えられる人材=適材適所の判断能力がある

→企業としては不要人員を抱えなくていいし、

抱えたとしても彼(あるいは彼女)に任せればロスの少ない仕事をさせてくれる

・・・・・

不要だと思う人材

1.アピールだけうまいやつ

アピールがうまいだけの人材=上司に気に入られる能力だけうまい人材

→何も生み出していない→生み出したとしても、それ以上に上司が

アピール能力が高ければ、その人材はいらない

2.頭だけよくて(分析だけできて)、行動を起こさない人材

→「じゃあ、お前がやれ」と他の人材が言うような人材であれば、

かりに他人がそのその作業をしたとしても、モチベーションが下がる。

→仮に頭のいい人材の部署が利益を上げたとしても、

他に悪影響を与えるようでは困る

→ほかの部署でも利益が上がる、あるいは損益が出ないようにすることが

全社的、つまり組織的に見て大事なこと

=社員みんなに還元される利益が得られる

3.体力だけあるやつ

→仕事であれ、スポーツであれ、ポイントとされるものがある。

それを理解しようとしない人材はウザイだけ

→体力があるからこそ、営業先を多数回れるだろうが、

営業を周った先で問題ばかり起こされても、上司は困ることが増えるだけ

→いないほうが良い(ただ単純に一生懸命やっていて

配慮に欠けているだけの人間も多いものだから、

上司としてみればそれをうまく教育することも重要だが)

4.二番目に要らない人間=自分のことだけ考えている人材

→就職をする=自分の人生を考えてのこと

→だけど、まわりに”就職した人材”=”自分の人生を考えての結果の人々”

という当たり前のことに気づかない人間、そんな優しさのない、

あるいは自分と同環境の人間に対する思いやりを欠如した人間は

百害あって一理なし

→ミスをするのは誰でもあること。だからそれを見越して、

よりよいやり方を考えようとする事こそが、人間に与えられた能力

=われわれはロボットではない。

→つらいことがあればサボりたくもあるが同時に、

何かしら(社会、あるいは他人)に良い影響を与えたくなるのも人間

→思いやりのある人材でなければ、組織の環境を悪くすることは目に見える。

5.一番要らない人材=自分自身の将来、

自分を大事に思ってくれる人々の将来をどうでもいいと思う人材

=それは人材といわない

だれもがつらいとき、「あー、どうでもええわ」と思うときがある。

が、同時にそのときに、”その人がその言葉を発したとき、悲しいと思ってくれる”

人間が一人でもおるならば、その人間の気持ちを理解すべきである。

人は一人では生きていけない。

だからいま、そう思っている人間も、この世に存在できているんだろう。

その人が生きているということは、そんな風に大事に思ってくれている他人が

おるということである。

そんな人に恩返しを考えることも、また生きていくための大事な一つ。

by かんとく

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