『久々にスラムダンク考』について byかんとく

読書の秋なので、リニューアルした半球梅田駅(仮名)の

バカでかい本屋で、書物を4冊ほど購入。

が、そんなことより、久々に読み返した漫画『スラムダンク』について書く(ニヤリ)。

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改めてよくできた作品だと思う。

主人公の桜木花道はやはり、『天才』だと思う。

バカだけど『天才』である。

多くはこういう文章を書いたら、「あれはセンスがあるから

成り立つストーリーだろ」というだろう。

でもワタクシが言いたいのはそういうことではなくて。

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きっかけは何でもいいけど、彼はバスケットマンになるという選択をした。

基礎ばかりの面白くない練習を、言われるがままに反復する。

これは高校生くらいのスポーツ系の部活ならば、よくある話だ。

面白くもなんともない。

だから惰性になる(惰性だからミスの少ない技術は当然に身につくのだが)。

でも彼の描き方で光るのは、目の前に問題が存在したら

何とかして解決しようとし、最大限の工夫をすることだ。

逃げないし、本質的なところで言い訳しない(言い訳はよくしてるが)。

2万本のジャンプショットを合宿で経験して、それを身につけたのなら、

リョータが教えてくれたフェイクを組み合わせてみる。

そしてそれが成功する。

何のためにか、その目的がはっきりしているからである。

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そういう人間が集まっているチームは強い。

たとえ馴れ合いの空間になくても、目的を共有しているからこそ

チームメートと”互いの存在を認められる”瞬間が訪れる。

今回読み返してみて思ったのだが、

そんなチームに試合中に、全くないものがあった。

”不安要素”という分析だ。

”不安要素”があるとすれば、それは試合前までに全力で解決している。

後は持つべきパフォーマンスを、最大限出そうとしているだけである。

by かんとく

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