『2013関関戦総括』について byかんとく

さて関関戦の総括。

オープン戦

F黒木 1ラウンド目がまずかった。

2ラウンド目以降はまあまあ良い動きができていたが、

緊張したのか最初動きが悪い。緊張したのかもしれない。

良いことを教えよう。「緊張するなら試合前が良い」

試合になったら先に殴ったほうが有利。

相手に殴られるかも、ではなくて先に殴ってしまえばいい。

そうすればリズムに乗れる。

リズムに乗れれば良いボクシングができる。

B 大杉(2)

大杉は良かったと思う。

手術後の時枝と変わらない膝の硬さはいつもの1.5倍だったが。

練習していた右ストレートから左フックも出せた。

リーチがあるのだから、それを活かすボクシングをするために

避けて通れない技術なので、もっと出せるように練習してホシイ。

M 濱野(2)

上記の二人に比べて、最後はまずかったが、最初は良かった。

しっかり踏み込んでのパンチは避けて通りたいのが人情である。

自分も打たれる位置に入っていくことでもあるから。

しかし強いパンチは相手にとって脅威である。

下がらせることができれば、相手をコントロールしやすくなる。

サウスポー相手の試合運びも多少は進化した。

あとは笊のディフェンスを如何に強化していくか。

尤も、強いパンチをスポイルするディフェンスではなく、

その後にもらわない技術を主題においてリーグ戦に向けて準備。

・・・・・

関関戦本戦

LF 谷(4)

いつもに比べて格段に位置取りが良かった。それだけで合格点。

課題は我を忘れての只管連打に、他のパターンを持たせた方がいい。

3年間ほどこの人民を見ていて至った結論は、

どうも考えて連打できないということである。

これは性格なのであと数カ月で治るものではない。

それならばその性格を活かすために形を決めた連打パターンを

只管(これは“ひたすら”と読みます)、繰り返すべきだろう。

そのパターンは多い方が勿論いいが、身につかなかったら全く意味がない。

意味を持たせるためには覚えるべきパターンを絞り、

ただ繰り返すのみである。

F 二葉(3)

良かったと思う。寺地君相手によく打ち合えた。

実力の違いは相当あると思っていたが、それほどでもないのかもしれない。

そう思うことにしよう。

二葉も攻撃の射程距離内に入れば良い攻撃ができるが、維持しきれていない。

その射程距離をみすみす逃すのではなく、常に射程距離内に相手を置くことを

課題にすればよいだろう。

それが適えば、ダッキングすらも攻撃になる。

無論加撃とはならないが、相手は自分の攻撃が外れれば打たれるかも

しれないという恐怖心を抱きつつ、あるいはディフェンスを意識しつつ、

手を出さなければならず、大きなアドバンテージになる。

一ラウンド中、その射程距離外へ全く逃げられない状態があれば

どんな選手でも混乱する。その混乱は身体に少なからず影響を与える。

わかりやすい言葉でいえば、スタミナ切れが早くなるという事だ。

・・・・・

B1 大久保(3)

練習していたことをすぐ忘れるので困る。

ストレートを打ったあと、どの位置に体を持っていくのか。

大振りで空振りしてくれる相手だったからよかった。

しかし追い打ちかけられたら嫌だと思う前に、

打ち終わりを何処にするかがわかれば、一切考える必要がなくなる。

攻撃の課題は①どこに手を出すか、②猫の足、③ジャブ後、右肩に頭移動。

B2 宮本(2)

センス一流、体力二流、心三流。

最近やっと集中して練習できるようになったが、この試合はその結果である。

何となくやっているシャドーの結果が、最近修正しなければならなかった事である。

もしその修正に時間がかからなければ、攻撃パターンの増加にも時間が割けた。

また身体の事を考えることがいかに大事か、わかったと思う。

普段から身体と対話していなければ、試合の時に自分の思ったように

動いてくれるはずがない。

体重管理は一つの目安である。

どういう物を食べれば増えるか、どういう運動をどれだけすれば減るか、

は一人一人違う。だからこそ、日々の探求が求められる。

・・・・・

L1 高木(4)

これまでよく頑張ってきたにもかかわらず、この結果で落ち込んでいた。

が、それは仕方がない。そういう競技なのである。

距離の感覚は悪くなかった。

が、いきなりの右に対応出来なかったことはダメ。サウスポー相手の常とう手段だ。

その対応策を身に付ける必要がある。

もう一つは体力不足である。減量をすれば体力も落ちる。

しかしその落ち方が今回は良くなかった。

体重を維持しながら、スタミナをつける練習を再度検討していこう。

L2 小藪(2)

練習したことが出せていた方だと思う。

ただ難癖付けるならば、右ストレートと右ボディーの頭の位置の差が

あまりないので下手に右ボディーを使うと被弾するかもしれない。

修正が必要。

もう一つはインファイトの練習不足。

まずボディーからのコンビネーションの練習の絶対量が足りない。

もっと当たり前に数をこなしておこう。

またインファイトはどんなコンビネーションを出すかが全てではない。

当然のごとく、押し合い、位置取りが大きな意味を持つ。

ということは相手に対して、どんな身体の使い方が楽であるか、

頭の位置をどこに変えるておくか、なども重要な意味を持つ。

そういう所をマスボクシングで試しておくことである。

・・・・・

Lw 丹羽(4)

RSCは取られたけども、良いボクシングができていたと思う。

途中まではサンドバッグ並に良い攻撃だった。

単発で打たれるときのディフェンスは良いのだが、

連打で来られるとやりにくいか。

課題としては相手より先に手をだし連打されないことと、

連打された時のディフェンス方法(ブロック、ダッキング)を身に付けてほしい。

W 吉田(4)

距離は良かった。ただかわす相手に手が出せなくなってはダメである。

相手がかわそうとも、手を出さなければポイントは取れない。

出入りがあり、左右にダッキングし、ブロックできる選手ガードの高い選手なら

確かになかなかポイントは取れないだろう。

しかし昨日に限れば、出入りはなかったしガードがないので

当てればポイントにできる相手であった。

とりあえずボディーをもっと打ってほしかったが。

・・・・・

M 山内(3)

ステップインが良かった。

去年のリーグ戦で勝てた理由はそれである。

残念ながら秋学期に負けた理由はそれがなかったからである。

しかし秋学期に身に付けたものもある。

ステップアウトを身に付けたことで、以前よりもストレートを出すために

より適切な位置をキープすることができるようになった。

課題は手が長い相手に対しては「適切な距離がキープできていない」と

感じてしまう事か。

届かないからといって力が入れば、余計にパンチが届かなくなる。

届かない場合はより距離を詰める必要がある。

手を出しながら、ステップイン・イン、何ならもう一丁インという練習を。

応援

とりあえず、何とか盛り上げよう、と準備していたことはわかった。

其処は今までのチームよりも、いい方向に向かっていると思う。

ただし何人かはこの形は、本質から外れていると感じたんじゃなかろうか。

その感じ方は正解である。応援とは何ぞや、である。

それをしっかり考え、話し合った方がよろしかろう。

私の考えはもうちょっと時間が経った後にいう事にします。

by かんとく

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