『藪の中』について byかんとく

嫁が洋菓子屋でバイトすることになった。

そのことに関して知り合いに話してみたらしい。

チョコ一片で180円くらいである。

こんな反応が返ってきた。

・・・・・

【某ボクシング部OBの奥様の言】

あのお店で働くんですか?私も人へのプレゼントには

買うんですけど自分や家族用にはしばらく買ってないですねー。

でもやっぱり美味しいから、もらったらうれしいですよ。

店の場所も良いですよね、よくメディアに取り上げられてるから

バレンタインシーズンになったら、また注目が集まるでしょうね。

【某ボクシング部かんとくの母親】

お土産に持ってきてくれてありがとうねぇ。

このチョコレートは美味しいねえ。

え、180円もするんね?ありゃー、それは美味しいはずじゃわ。

でも今日は胃の調子が悪いけえ、明日のために1個残しとくわね。

(2日後)※ありゃあ、昨日食べるの忘れとったわ。

これはあれかね、今から食べたらいけんかね?

惜しいことをしたねえ、美味しかったのにねえ。

まだ食べれるんじゃないかねぇ(※から無限ループ)

【高級住宅街である小林駅南部の、嫁が通っているクリーニング屋】

あーそうやのー、いやー仕事が決まってよかったやんかー。

お菓子屋やの?私もお菓子好きでねえ、買ってしまうわー。

え?1個180円?あかんわそんなん絶対潰れるわ。

そのお店のご主人さん若いん?そうなん、きっとあれやね、お金持ちのお嬢さんの道楽よ。

3年もたんのんちゃう?商売はそんなに甘いもんちゃうんよ。

おばちゃん、そういうとこ甘い人いっぱい知ってんねん。

【解説・かんとく】

人によって一つの物を見ても、見方は全然違うという事です。

原作は芥川龍之介の「藪の中」でした。

映画「羅生門」も映画ながらの表現をしているという点で、

黒澤明がいかに世界に評価されてきたか、がわかります。

by かんとく

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