昨日は関関戦のあと、関大さんの指導者の方と
30代オッサン軍団を編成して飲みに。ヤケ酒。
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さて関関戦の総括。
【オープン戦】
1.L 大久保(2)ー江口卓良(3分2Rスパーリング)
よかったと思う。バンタムよりライトのほうが身体にあってるか?
フライで出た加古川大会は一体なんだったのだ(にやり)。
2.F 二葉(2)×ポイント○丸田拳太郎 57ー60、57ー60、57ー60
3ラウンド目後半がよかった。あれを最初から最後までやれば
宮本、石丸相手でもいい試合ができると思う。
それをこなせるだけの体力強化とボクシングスタイルの徹底を。
3.B 久次米(2)×ポイント○長澤竜征 57ー60、58ー59、57ー60
今回の試合の中で一番いい出来だったかもしれない。
完璧なカウンターのタイミングだった。
それもこれも左を多用できたことが大きい。
本人が気づいているかどうか怪しいが、前に出る圧力としての左、
下がりながら打たせないための左、位置を変えるための左と
それぞれが機能を果たしていたのでカウンターが冴えた。
山下につめの垢を渡してくれ。
ただ明らかにパワー不足、一発で倒せるパンチのはずが
しっかり握りきれていないことで、ポイントになるかなどうかな
という内容になってしまった。ということで1kgダンベルを使って
握りこみの練習を。やり方は橋場にでも聞いてくれ。
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1.LF 辻丸(4)○ポイント×小島誉史 59ー57、60ー56、60ー56
いつもより積極的に前に出ていたし、非常によかった。
先方はあれくらい攻めていったほうがよい。
その方が後の選手も、ボクシングをする上で、
自分の得意の形に持っていきやすくなる。
惜しむらくは、力が入りすぎていたこと。
辻丸の場合は何が何でも打ち倒そうと思うよりも、
マスボクシングくらい力を抜いてスピードを意識したほうが
結果として強くシャープなパンチをまとめやすいと思う。
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2.F 山下(4)×ポイント○平尾圭多 57ー60、57ー60、56ー60
相手が訳わからん位動く選手だったのに
カウンター取ろうと思ってては見すぎ。
前にも話したが、リードは近代海戦における初弾の利用と一緒である。
初弾の発射角度と着弾地点から測量、次弾の発射角度を調整する
ということである。つまり正しいリードの使い方がなければ
いくらあわせようと思ってもパンチなんて合わしきれるものではない。
さらに『大艦巨砲主義』であっては、動きの早い選手は捕らえられない。
平尾君の動きは太平洋戦争における米軍機の利用に近しい。
ただカウンターを狙う山下は、鈍重な戦艦大和のようなもんであった。
よかったな、当時の日本最大の砲門に例えられているぞ(皮肉)。
ま、大和の砲門は艦隊攻撃には対応しているが、対空能力がなく
大挙として襲来する“蚊”に砲身を向けることができなかった。
カウンターは、自分が攻撃して前に出ていくことで、
相手が嫌がって動く先を狙うこともできる。
ただ相手が出てくるところを合わせるのが芸ではない。
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3.B1 宮本(4)×ポイント○酒井瑛二 58ー59、57ー60、58ー59
だめ、体力なさすぎ。ガードしても打ち返せなければ
安全を考える上では有用だが、ボクシング的には
そのガードには意味がない。ガードの先に何をするのかちゃんと考え、
練習内容を準備し、反復しておかなければラッシャーには勝てない。
それは1年のときから変わってない。
いつまでも他の選手に、攻め続けたら勝てる相手と思われてて
良いものかね?
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4.B2 石丸(4)○ポイント×守屋寿俊 60ー57、59ー58、59ー58
ディフェンスに重きが置かれていたけども、もっと攻められるはず。
連打を1弾でおわらせず、2弾、3弾が当たり前になれば
もっと楽に試合が運べる。
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5.L1 松原(4)×ポイント○合田圭佑 56ー60、57ー60、57ー60
ディフェンス技術がないのに何でアウトボクシングに付き合うのか。
自分のある技術、適正をうまく使わなければ勝てるはずがない。
また一生懸命練習したからといって、何でも身につくわけじゃない。
勝つために自分に足りないのは何なのかを考え、
どうすればそれが身につくのかを考えておくべきだ。
そしてそれを淡々と繰り返していくしかない。
別に合同練習時間だけじゃない、本当に何かを得たいと考えるなら
そのための時間を自分で設けることも大切だと思うが?
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6.L2 丹羽(3)×ポイント○藤井穣 56ー60、57ー60、57ー60
待ってていいことがあるのかい?
何のために減量したのか、待ってるだけじゃあ
その減量は意味がなかったことだ。
攻めろ。練習したはずの左ボディー1回も見てない。
あれは幻か?それともただのパフォーマンス?
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7.LW 高木(3)×RSC○正木脩也 2R3分8秒
裂傷でのRSCは仕方ない。切れてからストップまで時間がない
事がわかっていたので、ラッシュにいったのも問題ない。
それは方法論として間違っていない。
ただ相手がわけのわからない踊りをしてくれているうちは
もっと攻めるタイミングをあげておいたほうがよかった。
なぜならそれだけガードが外れている、あるいはスウェイで
重心が後ろに乗りすぎている状態だった。
あれだけ後ろ重心になってくれるなら、ワタクシなら大外狩りを狙い、
後頭部をマットに直撃させる方法をとる(にやり)。
それを実際に仕掛けたら一発で反則負けだが、前の手のジャブを
押し気味に使うなど、それに近しい状態には持っていけるはずである。
相手のポジションによる対応方法を勉強しておいてもよいと思う。
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8.W 山内(2)×RSC○伊藤駿 1R2分28秒
最初1分までは右ストレートがガードをこじ開けてねじ込まれていたので、
勝手に勝つかなと思っていたがやはりキャリアの差か。
ディフェンスとともに根性も身に着けましょう。
ボディー打たれて死ぬことは本当にめったにありません。
ボクシングの試合において、プロも含めてボディーを打たれたから
死んだという話を聞いたことありません。
人間の腹回りの筋力はそれほどすごいものです。
打たれたときのボディーの筋肉をしっかりつけることと、後は根性。
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9.M 田尻(4)×RSC○大口敦史 2R0分44秒
待ってていいことあるのかね。
就職活動の半分くらい手を出したらどうかね?
もうひとつ攻められて焦っていいことあるんか?
焦りをコントロールする能力をつけなければ相手にしてみれば
手を出しときゃ勝手に焦ってくれる良いカモだ。
by 久々に皮肉屋、かんとく